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2014年09月12日

週末コラム ~虫のエサになる運命(さだめ) 前編~

 読者のみなさん、こんにちは。

 先日、いつもと変わらぬすがすがしい朝の徒歩通勤を楽しんでいたんですが、なぜかその日は家を出て職場に着くまでの25分ほど、ひたすらのことばかり考えていました。
 どうしても頭がGの思考を止めてくれないので、いっそ思考を深めたうえでGオンリーでコラムのネタにしてやろうと思ったんですが、誰も立て続けにGの写真なんか見たくありませんよね。(手元に動画もあるよ)
 それより何より、絵面的に私のサイトが汚れてしまうのは耐えられなかったので、これは控えようと思い直しました。

 沖縄で生活を始め、8年半。
 その間、Gを筆頭に、虫の類に悩まされたことが幾度となくありました。
 沖縄は年中温暖なので、とにかく虫が多い。種類が多く、頻度も高く、影響も大きい。
 特に、日常生活で最もよく目にする虫がGだなんて、今でこそ多少慣れはすれど、精神に与えるダメージは計り知れないものがあると思うんです。

週末コラム ~虫のエサになる運命(さだめ) 前編~
毎朝のように数匹のGの遺体を拝む生活を送るようになるなんて、昔は考えもしませんでした。


 そんな沖縄にきて、再認識してしまったことがあります。
 それは、


 私は虫のエサとして生まれてきたんだなぁ。み○を


 ということです。
 また何か言ってる・・・という声が画面の向こうから聞こえてきそうなんですが、今回のコラムを読んでもらえればそれなりに納得してもらえるんじゃないでしょうか?
 というわけで今日は、沖縄の地で私に喰らいついてきた虫(一部違う)にまつわる話をしていきたいと思います。

 本題に入る前に、前提となる私の体質的特徴が2点あります。
 ひとつは、生物毒に弱い点。一種のアレルギーのようなもので、蚊に刺されると1週間はかゆい!!
 もうひとつは、昔から蚊に刺されやすかった点。男性よりも女性、痩せ型より太め、血液型はO型だと刺されやすいと言いますが、基本的に条件を満たしています。加えて血が汚いと刺されやすいという話もありますが、これは地味に傷つきますね。

 というわけで、どうぞ。




①ミズクラゲ


週末コラム ~虫のエサになる運命(さだめ) 前編~
さっそく虫じゃないけど話のタネに。


 海で見かけるクラゲの中でも、日本で最もポピュラーだと予想される、ミズクラゲ。
 一般的には危険なクラゲの部類からは外れてますが、その触手で動物性プランクトンを捕食するために少なからず毒をもっています。
 とは言え、皮膚の柔らかい部分に触れた瞬間ピッと感じるほどで、基本的には人間には害のない生き物なんですが・・・。

 沖縄にきた1年目、私を最も悩ませたのは、実はこのミズクラゲでした。
 と言うのも、この年はこれまでの人生で1,2を争うほど海に通いつめていた年。
 そして沖縄1年生な私の海での姿というのは、


週末コラム ~虫のエサになる運命(さだめ) 前編~
足、丸出し。


 上半身は長袖ラッシュガードを装着していたものの、脚用ラッシュの存在を知るほどまだ事情に通じておりませんでした。
 ある夏の日。真栄田岬に泳ぎに行ったところ、そこにあったのはミズクラゲのカーテン。


週末コラム ~虫のエサになる運命(さだめ) 前編~
この写真よりさらに密なカーテンだった。


 カーテンを通過して遊んだ後、海からあがると太ももから足首上まで脚全体がかゆい。
 どう考えても原因はこのクラゲしか考えられない!
 そして、かゆい・・・かゆい!!!ぎゃあああ!!!!!!

 一緒に海に入って同じくカーテンを通過した仲間は、ノーダメージ。一瞬ちくっとしたような気がした、という呑気な返事をもらった私は言いようのない怒りを抱えることしかできませんでした。

 刺された跡を数えると、なんとその数200オーバー
 そしてこの日から1週間ほどは、毎夜内出血するほどかきむしって全く寝付くことができないという地獄。
 ミズクラゲの毒性がいくら弱いとは言え、自分の体が生物毒に弱いがゆえに、こんなひどい結果を招くということを高い授業料を払って知ることとなったのです。 



②ダニ
(多分、ツメダニ)

 沖縄の夜は、暑い。そして、果てしなく長い。
 エアコンが大の苦手な私にとって、エアコンを使わずいかに快適に夜を乗り切るかは夏の最も大きな命題だ。
 麻のベッドカバー、通気性のよいタオルケット、シャワー後のシーブリーズ、そして一晩中あてる扇風機の強さと距離。
 最後に思いついたのは、小さな頃に地元高知で必須だった、い草のゴザを敷くことだった。


週末コラム ~虫のエサになる運命(さだめ) 前編~
夏の救世主・・・になるはずだった。


 さっそく近所のメイクマンで買ってきた2,500円のゴザを、ベッドに敷いて寝転がってみる。
 すると、い草は夏の余った体温を素晴らしく吸い取り、体感温度をぐっと下げてくれた。
 マーベラス・・・!これは寝苦しい夜を過ごす人に是非とも教えてあげたい!

 しかし、残念なことにゴザの上で寝た翌朝は、全身数か所に虫刺されの跡ができた。かゆい。
 部屋に蚊がいれば飛び起きて全て始末するまで絶対寝ない私が、蚊に気づかないはずがない。しかも、服で隠れている太ももやお尻までもがターゲットになっている。
 そして毎夜確実に増えていく虫刺され跡・・・なぜだ。。

 考えた結果、出た結論。
 それは、い草に潜むダニの存在。


週末コラム ~虫のエサになる運命(さだめ) 前編~
人を刺すツメダニ。


 そう気がついた時から、い草のダニ退治魂に火がついた。
 石垣島の灼熱の太陽の下に毎日ゴザをさらし、とにかく日々ダニ根絶のため心血を注いだ。
 んが、残念なことに目に見える効果は出ず、結局はゴザの上からシーツをかけて使用することで決着を見ることとなったのです・・・ヤレヤレだぜ。。


週末コラム ~虫のエサになる運命(さだめ) 前編~
当時飼っていたイタチが原因だったりしたのだろうか。


 不思議なことにゴザが直接肌に触れなければ刺されることがないものの、シーツがはだけた個所に体がのっかると、未だに被害にあいます。
 高知でゴザ寝してもこんな目にはあわなかったのに、沖縄のダニは特殊なんでしょうか。
 どうすれば幸せなゴザの眠りを味わうことができますか?
 誰か教えて・・・。



③蚊


 刺す虫の代名詞、それは蚊。
 私自身を『虫のエサ』と呼ぶ一番の理由は、ここにある。


週末コラム ~虫のエサになる運命(さだめ) 前編~
蚊と言えば、ヒトスジシマカ。最近話題の彼女です。

 
 冒頭に述べた通り、私は蚊に刺されやすい。
 それはなんとなく昔から気がついていたが、石垣島での体験は『あんまりだ!』と叫ばずにはいられなかったので少し紹介したい。

 GWに突入する少し前、石垣島はホタルの季節を迎える。
 日本のゲンジボタルのような、ゆらゆら儚さを放つ幽玄さとは異なり、石垣島のヤエヤマ(ヒメ)ボタルはよく電飾・イルミネーションに例えられるように、チカチカと人工的な光を放つ。
 最初に見た時は、沖縄はホタルまで欧米化されたのかと見当違いなことを考えたものだが、それでも季節も命も短いホタルが見られるのは、この時季だけの楽しみだ。


週末コラム ~虫のエサになる運命(さだめ) 前編~
崎枝半島の屋良部岳ふもとが物凄いらしいが、この写真ほどのものは残念ながら見られなかった。


 5月に突入したばかりのある日、職場の後輩を連れて10人ほどでホタルの見られるバンナ公園に向かった。
 ホタルが多く見られる場所は、濡れた湿っぽい場所だ。つまり、ホタルの多さは蚊の多さにも比例する。
 そこで、事前に後輩たちには蚊対策に上下長袖を推奨しておいた。

 ・・・しかし、集合してみれば私の優しさ溢れる忠告に従ったのは、わずか半数。
 残り半分は、半そでか半パン、もしくはその両方だった。

 あ~あ、こりゃ後で後悔するよ・・・私は上下しっかり長袖なのにね!!(レギンス込み)


週末コラム ~虫のエサになる運命(さだめ) 前編~
突然のハマダラカ。戦後、石垣島でマラリアを伝染させ、人々を恐怖のどん底に突き落とした張本人(蚊?)


 しかしホタル見学会が終わってみると、完全防備だと思っていたレギンスの上から10箇所以上も無様に蚊の餌食となってしまい、とんだ計算違いだということを知った。
 しかもかゆいからと言ってレギンスの上から必死でかいても、それ正に隔靴掻痒。ほぼ意味なし!!

 長袖の私がこんなにも刺されたのだから、他の半袖メンバーは忠告を聞かなかったことを後悔しているだろうとほくそ笑んでみた・・・が、蓋を開けてみると10人もいて蚊に刺されたの私だけだった。

 ・・・どういうこと??

「うっは、牧さんパネェっすね。」
「牧さんいたからオレら刺されなかったんですね、ありがたいっす。」
「いwけwにwwえwwwm9(^Д^)9mプギャー!! 」


 なんというか、虫に刺される類のことでこれほどまでに愕然としたことはなかった。
 なんで私だけ??こんなに人いるのに、なぜに私だけ??おしえてかみさま。。

 そしてこの出来事がきっかけで、自分自身をなんとなく『虫のエサ』として認識するように・・・いやいや、生物的ヒエラルキーがひっくり返るような、こんな悲しいことがあるだろか??


 思った以上に書いてしまったので、後編に続く。




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この記事へのコメント
牧さん可哀想。体質なんですかね?体温が他人より高いとか・・・
ダニはテレビショッピングでCMしてる掃除機みたいな布団(ダニ)クリーナーを使ってみたらどうでしょうか?結構イイお値段ですけど。
牧さんが今、代々木公園に行ったら大変なことになりますね。お気をつけて・・・(笑
Posted by 庚子(かのえね) at 2014年09月13日 12:01
>庚子(かのえね)さん
もはや体質ですっ(きっぱり)。
体温は人並みなんですけど、色々と要因があるみたいですね・・・科学的に解決できないものかと思ってるんですけど、どうにもなりません。。
最近流行りのダニクリーナーですが、あれは根本的な解決にならないんですよ・・・。家中のダニを死滅させないと、すぐ移っちゃいますからね(><;)
後編は若干毛色が変わります、またどうぞ~。
Posted by  牧 at 2014年09月13日 14:42
私は普段虫に刺される事がありません。A型だからですかね?確かに連れにO型がいるとまず刺されないですね。
でも過去に2度猛烈に刺された事があります。その時は泥酔してたんですが・・・。酒を飲むと刺されやすくなるかも知れませんね。
Posted by はまぼん at 2014年09月14日 22:38
>はまぼんさん
「私は普段虫に刺される事がありません。」
羨ましい限りです、こんなセリフが私の口から出る世が来ることを祈ってください^^; A型はあまり刺されないみたいですね。
お酒を飲むと、猛烈に刺されます!あと、うっかりシャワー浴びずに寝たら同じくひどい。。虫を惹くニオイがでるみたいですよ~。
Posted by  牧 at 2014年09月17日 17:37
牧さん、こんばんは。

このヒトスジシマカって!
今話題のジカ熱を媒介するヤツ!
私今妊娠中で予定は7月ぅぅぅぅ。
怖い((((;゜Д゜)))ゴゴゴゴ
Posted by まぁたん at 2016年02月10日 21:16
>まぁたんさん
ヒトスジシマカは日本中にいますけど、ジカ熱ウィルスを持っている人間を刺さない限りは感染しないから大丈夫ですよ!権威在りそうな人に「日本に入ってきて広がる可能性も否定できません」とか喋らせてましたけど、それって一体どんなけの確率だし(笑)マスコミは世間を煽るのがお仕事ですからね・・・お気になさいませんよう^^;
Posted by  牧 at 2016年02月11日 21:33
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