沖縄以外は例年になく寒い日々だそうですが、沖縄は台風を迎えたもののまだ完全に夏です。
職場でも、飲み会でも、遊びに行った時でも・・・必ず交わされるのが「暑いねー!」という挨拶文句。
10月半ばになっても残暑どころかほぼ夏と変わらない暑さに日々うんざりする反面、まだ夏らしい楽しみがあるかと思えばそれも又吉、、もといまた良し!・・・ですかねー?
沖縄は、夏暑かったけど秋も例年以上にまだまだ暑い。
東日本は、この夏涼しかったし秋も寒い。
今年あまり夏気分を味わえなくて悲しい思いをした人は、今からでも沖縄に来ればいいと思うよ!
なんといっても10月入っても川遊びができるんですから
さて、今回は手持ちのネタで行くことにします。
人と話をしていると、
「でた!沖縄県民!!」と心の中で楽しさを噛みしめる場面は何年経ってもなくなることがないので、「やっぱりおもしろい、日常的沖縄県民」第3弾をお送りしたいと思います。
【沖縄県民と温泉】
私が沖縄にやってきた12年前は、まだ県内に温泉施設というのはたいしてなかったものの、今は沖縄観光がぐんぐんと伸びていることも相まって温泉施設も増えに増え、まとめサイトなんかもいくつか誕生しています。
日本人が観光先を決める際のお目当て・・・第1位は自然ですが、不動の第2位は温泉!!
私も「日本が寒い」というニュースを聞くと、ぐっと湯けむりが恋しくなってくるものです。
11月は尾道・宮島・錦帯橋の旅に出るのですが、紅葉と温泉が楽しみすぎて
今から気持ちが爆発しそうです。。
今年は寒いのが早くて、訪れたら紅葉終わってるんじゃないかという一抹の不安・・
さて、沖縄県民はというと、実はあまり温泉が好きではなかったりします。
以前どこかで触れましたが沖縄の少し古い家にはバスタブがなく、年中気温が高いこの土地には”浸かる”文化が希薄。そのせいかな~?と思っていたのですが、実は原因はもっと別のところにあるのでは?と思われる事実を知ることになりました。
時は、同じ職場の沖縄県民2名と温泉県である鹿児島に行ったときのこと。
牧「鹿児島来たらやっぱ温泉入らないとねぇ!宿は絶対大浴場付きだよぉ♪ねぇねぇ、二人はやっぱ温泉あまり好きじゃなかったりする?」
A「そうですね・・・だって、恥ずかしくないですか?みんな全裸だし、もうムリですね。」
B「あー、私も誰かと一緒にお風呂とかムリですね。どうして知らない人と風呂に入らないといけないんだ、っていう。」
服脱がなきゃそもそも洗えないし、大浴場とはみなで入るものだ。一体なぜ沖縄という土地はそのような思考を生むのであろうか??
牧「まぁ恥ずかしい気持ちがゼロかといえばそうではないけど、脱いでしまえばもうこっちのもんよ(何が?)。」
B「沖縄って、内地の人みたいに小さい時から温泉とか公衆浴場に行く文化がないですからね~。だから恥ずかしいんですよ。」
A「そうそう。だから修学旅行の時には、事前学習で温泉の入り方を習いますからね。」
内地であれば自然と身につくものである
牧「マジでか!!そんなの必要なのか沖縄県民!!」
B「例え入り方を習ったとしてもですよ。もうね、ほんっと恥ずかしいですよ!なんでみんな隠さないの?って思いますもん!!」
A「うんうん。」
牧「うーん・・・中学か高校が公衆浴場デビューだったら、それもしょうがない・・・のかなぁ?」
内地の大多数の人間にはあまり理解できない感覚なんだと、この時ひしと感じたものでした。
ところで読者の皆さん。
今は男女別の公衆浴場も、江戸時代には混浴だったことはご存知でしょうか。
当時の風呂の様子
江戸時代、都市部の庶民は基本長屋住まいだったので個別に風呂はなく、いわゆる”お湯屋”に通っていたのですが、当時は男と女が同じ空間で風呂に浸かっていたそうです。
理由は風俗・風習というよりも経営者側にあり、単純に「コスパの問題」だったそうですよ。そりゃお湯も空間も二つ用意するより効率がいいことは間違いないでしょうからね!
ただ、幕府もこれを問題視していて何度もお触れを出しているし、入る人たちだって恥ずかしくないわけではなかった・・・ということだそうな。
大衆浴場事情、改善されて心の底から神に感謝したいです。。まぁ2回ほど水着着ないガチの混浴入ったことあるけど。
混浴露天。24歳の秋、北海道は「北の国から」で有名になった吹上温泉にて
ところで、この「大浴場が得意じゃない」という沖縄県民の感覚について何人かに聞いて回ったところ、傾向は概ね以下のような形になりました。
①県外での生活経験なし→大浴場はニガテ
② 〃 経験あり→比較的温泉は好き
③経験はないが小さな頃によく温泉等に連れられて行った→温泉大好き
まさに「セロリ」の世界ですね。
環境の違い、之即ち好みのちがひ也・・・。
【温泉は好きなんだけど】
上の話に関連して。沖縄には一定数温泉好きが存在するものの、こんなことがあるようです。
それは職場の人たちと大浴場付きのとあるホテルに泊まったときのこと。
心の中では”ジャングル風呂”と呼んで気に入っている、亜熱帯植物に囲まれた屋外風呂
T先輩「開放感あって大浴場好きだからさー。今日楽しみなわけー。」
牧「おお、沖縄出身なのに少数派の大浴場スキーですね。いいですね、私も大好きですよー!」
先輩が体を流し、湯船に浸かって約5分。
後を追って私も浮足立って湯船に向かったのですが、、、、
先輩、お湯から出たと思ったら、スタスタと脱衣所に向かいました。
あれ?
おおーーーい先輩、大浴場好きって言ってなかったっけ?
なぜ私を置いていくのだ??
そんな私は先輩の言動と行動の不一致に頭をひねりつつも、40分ほど南国風情たっぷりの湯船を堪能。
部屋に戻った先輩にいの一番にこのことを聞いてみると、
T先輩「いや、好きなんだけど・・・長く浸かれないわけさぁ。」
好き。
しかし5分も浸かれない。。
それって一体なんなんだ?
リサーチしてみると、これもどうやら”小さな頃から湯船に浸かる習慣の有無”に左右されるらしく、先ほど公衆浴場が恥ずかしいと言ったAとBも同様に長湯ができないとのこと。
内地の人間は小さな頃から湯に浸かってきたので長湯に対する耐性があるけど、慣れがなければ実は浸かり続けるという行為は難しいことなのかもしれません。
沖縄が変わっている、というより、日本の風呂文化について客観的に見直すことになった一連の公衆浴場案件でした。
【そんな時は、お休みで】
ある日、職場でのこと。
B「(電話をいじりながら席に帰ってくる)ふーーー。」
牧「Bさんどうしたんですか?」
B「いや、今日は子どもを休ませるから学校に電話してたんですよ。」
牧「あら。お子さん、風邪ひいたんですか?」
B「いや・・・部活で・・・」
牧「ケガしたとか?」
B「いえいえ、そんなんじゃなくて。部活が朝早いし、夜も遅いから、睡眠不足だし休ませました。」
牧「はいっ!?」
沖縄は部活が盛んな県。
以前聞いた話では、沖縄は部活をしている学生(小中高どこか覚えてない)のうち、
週に7日部活をしている割合は30%超えで、部活のさせすぎではないかと県内のどこかの機関が警告を発していました。
しかし公立中学校では「原則土日どちらかは部活休み」となっているほか、8割の学校は平日週1日の休養日を設定している・・・ということになっているので、週7部活が30%も存在してはいけないんじゃなかろうか。
そして極めつけに思うのが、
沖縄は部活の時間が長すぎる!ということ。22時半過ぎなのに明らかに部活帰りの子がうろちょろするのを見かけるし、朝6時前のモノレールに乗ってると、結構な数の学生がジャージや部活着でモノレールに乗り込んできては、座って舟こいでたりします。
中高ほぼ帰宅部(中学:天文部、高校:放送部)だった私からすると、沖縄は”部活が盛ん”というよりも
”部活地獄”に陥ってるんじゃないかとすら思える現状なわけです。
少し古いけどタイ○スがまとめた表
B「沖縄は部活で朝早くて夜が遅い。これは当然だから、あまりにも部活が遅かったりすると睡眠不足になりがちなんですよ。うちの娘も、『普通だよ。父母会にいっぱい連絡くるよ』って私に言いますからね。」
牧「ごめん、私は部活経験者じゃないから何も言えないんだけど、それ内地では絶対ふつうじゃないからさー。」
私の学校は中高一貫の進学校だったことと、学校が山の上にあったこともあって、帰宅のための終バスは19:50。ゆえに全ての部活は19時過ぎで打ち切りでした。ついでに休日部活とか基本ありえない。
だから、部活で寝不足とか、私の中では逆立ちしてもありえなかったわけですよ。
こんなに部活漬けにされてかわいそうに・・・と思うのは、私が経験者ではないからなのか、やはり沖縄がやり過ぎなのか、それは定かではありません。
青春を部活に捧げた人だけが見える世界がある・・・とも言いますし
ただ、部活はあくまで学校生活のサブ活動なのに、それが主になってしまって学校休ませるなんて、どう考えても本末転倒の何者でもないと思うのは間違っちゃいないと思うんですが・・・沖縄の方、どう思いますか?
今回は以上の3本立てでした。
昨日、友達から風邪治りかけなのに呼ばれていったイベントですごいものを見つけてしまったので、次回も小ネタ程度にそれを披露したいと思います。
・・・あまり日を開け過ぎないうちに!