植物の生い茂ったすじぐあーは晴れもいいけど、雨の日は滴るような美しさを放つ。
すじぐあーから、さらなるすじぐあー発見!!
私は那覇市内にいるはずなんだけど、一体どこの離島に来てしまったんだろうかと錯覚を覚えるほど。
上と同じすじぐあーを、反対方向から。
ちょっとコレ、すごくないですか??
街中をキョロキョロ見回して、面白いものを見つけると心が躍ることがあるんですが、
これはちょっと震えましたね。。
ザ・夏色沖縄。
上のすじぐあーの近く。沖縄的な現代風の街並みと、一面緑に染まった道が渾然となって存在する街、それが小禄・・・。
石畳の坂発見!!
石畳って首里金城のものが有名ですけど、まさかの小禄で石畳!?
小禄は新しい街のイメージが強いんですが、一歩踏み込めば、そこはやはり昔の香りを強烈に放つ沖縄なのですよ。
なんというか、予備知識がなかっただけにこの発見は非常に新鮮でした。
そして、
ここから話がガラリと変わります。
まちま~いに参加した時、この古い街並みで見かけた石敢當が、目に留まる度になんとなく気になっていました。
なので、この日この一帯に足を踏み入れた時から、なんとなく石敢當の写真をパシャパシャ撮っていたんですが・・・
小禄は道だけじゃなくて、石敢當もすごかった。
というわけで、さっそく小禄の石敢當を追っていきましょう。
石敢當と言えば、
よくある石敢當の姿。
まぁコレですよね。どこかで買ってきて取り付けたことが容易に想像できます。
しかし、古き良き小禄に残る石敢當は、こんなものじゃぁないんです。
その1、石敢當が手書きだ
中学生くらいの子が書いたのであろうか。
『當』の文字が見えない。マジムンさん、ここですよ。
その2、書体が一味違う
手書きなんだけど、強烈な書体にマジムンも縮み上がりそうだ。
篆書体?
その3、新旧並び立ち
古~いものと、最近のオシャレ石敢當。水色の塀の家と、ピンクの塀の家、それぞれの家の石敢當。
その4、あまったセメントで作成
ちょっと盛って、その辺の棒切れで直書きしているな!?
この文字ッ!貧弱、貧弱ゥ!!
その5、むしろ塀造る時に直書き
やだっ、経済的!一銭もかかってない!
周囲はコケだらけなのに、文字の部分だけノーダメージ。見えない力のなせる業か?
その6、ちょっと恥ずかしがりやだ
コンクリートに呑まれかけ。
実はツタの下にあったものを、ツタを剥がしてこんにちはさせたもの。
ガイド石井から学んだのだよ。
その7、扱いが雑
落下後の姿である。
その8、宙に浮いてる
「だ・・・誰か、台座を・・・」
その9、効力が怪しい
どう補正をかけても文字が読み取れぬ。
上書き半ばデリート気味。
文字崩壊!すでに石敢當に非ず!!
その10、そもそも日本語どころか言語じゃない
??
これだけ解説をしましょう。
この石が置かれている場所は、こちら。
写真の中央左側が、このイミフな石の設置場所だ。
これは梵字で『ウン ボロン』と書かれており、一切の悪を払い、正常にするという意味があるので、魔除け、広義の意味での石敢當と言える。
文字は
一字金輪(いちじきんりん)という仏も表しているそうですよ。
この写真ではきちんとした文字が判別できないので、ネットから引っ張ってきました。
『ウン』と『ボロン』
・・・・。
・・・・見事に石敢當ばかりになってしまいました。。
小禄駅に降り立った時は、こんな結果は予想してなかったんですけどね。
この日は石敢當が面白すぎてコレクションの深みにはまった結果、道に迷い、飲み物が底を尽き、軽い熱中症の症状が出てだいぶグッタリでした。
少し前まで、夏場のネタとして
『盛夏の沖縄で、飲み物と日陰なく外を歩いたら、何分で熱中症になるか』を検証しようと考えてました・・・
んが、
誰も得をしなさそうだし私は損の一手なので、もうやめようと思います。
今回は前半は普通に街歩き、後半はほぼ石敢當というまとまりのない構成になってしまったんですけど、いかがでしたでしょうか。
うちなーんちゅはともかく、ないちゃーにとっては小禄って新しい便利な街のイメージありますよね。
でも、駅前からちょっと入っただけで、こんなにも風情を残す場所や、古いモノたちが溢れているんです。
もし、今日ヒマだけど散歩日和だなぁという日があれば、ぜひとも冒頭のエリアを歩いてみてください!
華やかな街の裏で確実に息づいている、古き良き沖縄の姿が、あなたを待っているはずですよ?
今回、まとまりないな!ほんっとすみません。