先日、一時期記事を書かせていただいていた「おきコレ」さんから久々に連絡がありました。
”ご無沙汰しております、某日某所で離島の美味しい食材を集めてご飯会をするんですが、ご都合いかがですか?10万円分の石垣牛もありますよ。”
声のかけ方もだいぶ唐突だな~と思いつつも「10万円分の石垣牛」という響きに勝てるはずもなく、
”ありがとうございます、喜んで参加させていただきます。”
と、こちらも3行ほどのなんだかそっけないお返事で参加表明させていただきました。
4月26日、18:30。
今回やってきたのは、那覇市松山にある居酒屋むとう。
私はさして食に興味がなく、誰かとどこか飲食に行こうとなった時には他力本願なタイプなのでこの店の存在を知らなかったのですが・・・後ほど、実はここが有名店であることを知るのです。
担当さん「あ、牧さんこんにちは!今日はありがとうございます。今日は泡盛飲み放題なんでたくさん飲んでってくださいね~。あと、隣には離島の名産品置いてあるんで見ていってください!」
というわけで、まずはお隣を拝見・・・
「マグロのドライブスルー」だと・・
世の中は需要と供給のマッチングで成り立っていることを考えると、沖縄ではマグロのドライブスルーに一定の需要があるということがうかがえますね。
おきコレの方「こちら石垣牛のセット、二皿で10万円になりますあとで皆さんのお腹に入るのはこちらになりますね~。」
うわ、もうどう見ても美味しそう!テンション上がってきたぞ!
こちらは石垣島パインとマンゴーのアイスとシャーベットのセット、1万円。
尺の都合上他は割愛しますが、久米島の車エビ等、どれも沖縄らしく内地の方は当然、地元沖縄県民も喜びそうなものばかり。友達から冬場に高知の名産品詰め合わせが送られてきたので返礼を考えていたんですが、離島の一万円セット、かなり有力候補になってきました。
着席すると、本日のお品書きが。
総勢12品・・・?居酒屋でも高級フレンチでも、この品数を出すことってまずないですよね。本日は確実に胃袋との格闘になりそうな予感。
まず1品目は、「久米島赤鳥のシーザーサラダ」
沖縄の稀少な地鶏である久米島赤鳥に、これまた久米島名産のマグロ、トマトを使った1品。すべての食材の旨味が相交わって、体にじんと染みてきます。最初から箸がとまりません。。
一杯目からみな泡盛だけど、サラダから美味しいので酒も進む!
そう、同じくおきコレでライターしてるリアルまもるくんも本日はライター枠で同様にお呼ばれ。お話をするのは以前一緒にランニングの練習会に参加して以来。
それにしてもこの、場に馴染まない異質さよ・・。
2品目、「石垣牛のヒレカツウニソースのせ」
あんぐり。。
霜降の少ない石垣牛の柔らかな赤身とウニが口の中でとろけあう!!
ウニの自己主張が強いかと思ったけど意外と奥ゆかしい演出のおかげで肉の旨味が際だってgood!!
3品目・・・
あれ?リストのなかにそれらしいものが見当たらないんだけど?
担当さん「みなさーん!本日のメニューは当初、お品書きの料理を想定していたんですが・・
ご主人の粋な計らいで、黒板に記載している全15品になりました!」
まさか!!黒板のうるさい文字だと思っていたものが実は本日のお品書きだったとは!!
私の華奢な胃袋よ・・・今夜は10年に一度の頑張りを見せろよ・・・。
気を取り直して3品目、「石垣牛のローストビーフで焼マッシュポテト添え」
う・・・
うんま~!!
何がって、石垣牛が美味しいのは当然なんですがそれ以上にこのポテトよ!
私、ポテト料理あまり好きじゃないんですがこれは素晴らしく美味ですね!
リアルまもるくん「いや、さすが美味しいで有名なむとう。主役は当然だけど付け合わせも本気だねぇ!」
横でごくごくと泡盛を煽ってさっそくいい気分のまもるくんもご満悦。
この後から出てくる料理もそうですが、むとうは本当に美味しいです。私は基本的に、内地の方は沖縄の大衆居酒屋は旅の雰囲気で美味しいと感じている部分も多いんじゃないかと思ってるんですが、ここは「美味しい大衆居酒屋」として確実に紹介できますね!本日お招きいただき本当にありがとう担当さん!!
4品目、「冷やし中華の上だけはじめました」
ネーミング!!
味は皆さんの想像のとおりです(笑)
それにしても何が離島食材なんだろうか・・・もやしが久米島とか??不明。。
10万円分の石垣牛のおともは10年古酒。
泡盛は不得手な私ですが、10年古酒ともなれば角がとれて全体的に丸みを帯びた味わいになるので、結構飲み進められます。今日は
途中の事件を除き、最後までこの与那国のお米で造られた古酒がおともに。
ところでまだ4品目なんですが、すでに胃の容量に漂う暗雲・・
5品目、「石垣牛のデミグラスソースむとうの名物塩パン添え」
牛の柔らかさと美味しさ以外はほぼ想像通り・・・。
がしかし、牛とデミの後ろにバラされた状態で転がっている、
付け合わせに出されたパンが衝撃的に美味。
牧「うっわーーー!!なにコレ!?驚きの美味しさなんですけど!?」
リアルまもるくん「あ、ここのパンね、那覇めしグランプリで準優勝したパンだよ。しかし沖縄らしさの欠片もないものが準優勝って(笑) とはいえコレ、ほんとウマイね。練乳でも練り込んでるのかな?」
読者の皆さん、まだむとうの塩パンを食べたことがなければ、ぜひ一度来てみてください。
他の食事もですが、ほんと損はさせませんよ。
(むとうの塩パンを称賛する別の方の記事は
こちら)
6品目、「久米島車エビの丸ごと天ぷら」
「塩かけ食べてくださいね!」という言葉を無視してパクリ。塩かけなくても素材がいいので文句なしのウマさ。
久米島の車エビはこれまで何度か食べてますが、塩焼き、天丼、どの形にしてもハズレなし。次は刺身で食べたいなぁ!
食事は、まだ6品。
いや・・・普通は「”もう”6品」と言うべきだと思うんだが・・・。
記事は折り返し、
後編は明日公開予定。