ダイビングから帰ってきてシャワーを浴びたら、しばらくは宿の毛布にくるまりトロトロと睡魔とワルツを踊りましょう。
少し体が回復した頃にむくりと起き上がり、暗くなるまでの間に集落周辺でネタを探しと行きますか!
「サビてない自転車が借りたい!!」と強く要求したところ、個人名のテプラが貼られてた自転車が登場。どう考えても貸出用じゃない。
「これが沖縄か・・・」と思いはしたものの、離島チャリにしては驚くほどキレイだったのでそのまま拝借することに。
ここの宿は本当に猫が多い。
ヘルパーさん曰く、多良間は動物病院がないから誰も猫の避妊・去勢をしない、だから猫が増えてるんだよ、とのこと。これが猫の多い多良間島集落の本当の姿・・・。
ヘルパーさん「うちにもね、お腹の大きい猫が3匹いるんだよ」
ここの猫、全部毛色が近いんですよね・・・・それって・・・・。
ともあれ自転車に乗って夕暮れ時の集落を行ってみましょう。
多良間は全体的に、古いコンクリートづくりの家が多い。
きっと、コンクリ造りが普及し始めた頃に一気に建て替えられたから似たような雰囲気なんじゃないかと思うのですが、
コンクリの柱も手すりも天井も、相当痩せてます。
この島の強烈な自然環境を如実に表していると言えそうですが、
危険だから早くなんとかすればいいと思うよ。
海沿いに出ると、よくある落書きゾーンが出現。
さすがに小さな島なので内地のようにどこの誰かが描くようなポップアートではなく、島の子供たちの卒業記念か何かのようだが、だいたいこういうのは子供特有のイミフな面白さがある。
ピカチュウだけど、名前がオバマ
ちゃんと意味を理解せず、その時なんとなくカッコいいと思ってる言葉を書いたパターン
「卒業する子供たちシリーズ」は、また後ほど紹介したいと思います。
夜になると、大きな街灯りの届かない島特有の暗さに集落は息を潜める。
晴れてさえいればゴミくずほどに流れ星流れ放題なんだろうけど、相変わらず空は不機嫌続きで楽しみにしていた満天の星空に包まれることは叶いませんでした・・・。
ところで泊まった宿、ゲストハウスはまさきが素泊まり3500円という値段からは考えられないほど快適です。
安宿の清潔ここに極まれりと言わんばかりの掃除の行き届きよう、そして部屋に備え付けられた、とある嬉しい設備。
おまけに猫は可愛いしヘルパーさんは親切だし、次回も絶対ここにしようと固く誓いました。
読者の皆さんも、多良間にお越しの際にはぜひゲストハウスはまさきへ!!
おはようございます。。
素泊まりなので、朝食は商店で適当に買った宮古島特産のうずまきパンと牛乳で済ませましょう。
内地の人は驚きそうですが、
この島で売られているパンと牛乳は全て宮古島産です。
ヤマザキ?そんなの本島でもほとんど見ないよ。
オキコ?ぐしけん?第一パン?本島勢力すらここには及ばないのだよ!!
それでは再度自転車で集落散策といきますか。
沖縄の離島って結構ヤギ見られるんですが、集落内でこれだけ数飼ってるのって多良間くらいじゃないかな?
そういえば夜の集落は静かかと思ってたら、ひっきりなしにヤギ鳴いてた。
この島には静寂が訪れることはないのかも。
集落北西の外れにある大きなアカギ!
写真で伝わりますか?このアカギの年を重ねた美しさと雄々しさが!!
ちょっとだけ恋しそうになったほどにステキなこの大アカギ、これは多良間イチ見てほしい名木です!!
集落を出ると、ただひたすらに島内に広がるのは概ねこの風景。
「暇だなぁ」と思うか、「あぁ、いいなぁ」と思うかはアナタ次第。
前者なら離島初級者、後者なら中級以上または精神疲弊してるかのどちらかですね。
なんと!
人口1300人足らずのこんな小さな島の中学校に室内プールが!
いつ建てられたのは分かりませんが、さすがキビ経済の島だなぁといらんことが頭を巡ります。
そして建物の手前にある青い塀・・・ここに15の春を迎えた中学生が島を出ていく時に書いていったと思われるメッセージが沢山あります。
これが結構面白いので一部放出しましょう。
将来が漠然と不安なんですね。
いくつの自分に言ってるのかは分かりませんが、あだ名って結構残るんだよねぇ!
かわいいあだ名でよかったじゃん、私なんか小学生の頃、好きな男の子に「穴」って呼ばれてたよ・・・。
責任感の強い男の子の意志がよくよく伝わってくるようです。。
現実主義!!皆さん中学生の頃こんなこと考えましたか?
他にも面白いものが色々あるのですが、とりあえずおきコレと被らないように紹介してみました。
あまりに壁のメッセージが面白くて集中して見ていたせいで、雨が迫ってくるのに全く気づかず、気づけばざんざん降りに。
せっかく借りた自転車での移動を諦め、不本意ながらレンタカーを探して集落をさまようことに。
集落内で一番最初に目に入ったレンタカー屋に飛び込み、「雨降ってきたんで貸してくださいぃ。。」としおれた声でお願いしたところ、即座に準備していただけました。
ありがとう、レンタカー屋あだん!
しかしなぜかここだけが陽に焼けまくってる不思議
ちょっと不思議な車をゲットして集落を出たら、今度こそ島一周の旅へ出るぞっ。。
多良間といえば、黒糖。
製糖工場がもうもうと黒い煙を上げてゴンゴンと働いているのが遠くから見えたので近寄ってみると、敷地内には大量の搾りかすこと、バガスが山積み。
本当に登れそう。すぐ沈みそうだけど。。
3月も終わりなので製糖作業もあと一息ってところでしょうかね。
製糖工場のすぐ近くには牛のセリ市場があります。
多良間は畜産も盛んで、この島の生き物数トップ3は牛、ヤギ、猫ってところかもしれません。
・・・。
この青いゴンドラは・・・
海面へ真っ逆さまに落とされたとても嫌な思い出が脳裏に蘇る・・・。
キビ刈りの終わった赤い畑を守る番人、それは魔除けのサン・・・。
本当に島の至るところにいるよヤギ
ダイビングショップのオーナー柳岡さん一押しの「宮古市の森」。
おきコレでも書いたけど、お隣は宮古島市のハズなんだけどなぁ・・・なぜに宮古市なんでしょうか。。
この森にある2体のガジュマルがとても見応えあり!
天は自分のもんだとばかりに枝葉を四方八方に広げるこの姿はなかなかのもの。
多良間島の特徴の一つが、とにかく名木と呼べる木が多いこと。
沖縄の名木100に指定されているもの、されていないもの。どれも目と心を楽しませてくれます、ここはいい木に恵まれた島だなぁ。。。
飛び出すな、車は急には・・・
石垣島に住んでた時、雨上がりの道路でよく倒れてましたよシロハラクイナ。
美味しいからか、すぐカラスがキレイにしてくれますけどね(笑
ヤギは高いところに上るのが好きだけど、牛もそうだとは知らなんだ。
島にはヤギが多いから、牛もヤギの習性に感化されたのかしら?
さて。
そろそろお昼どきなのですが、せっかく多良間に来たなら絵面的にヤギ行くしかありません。
前書いたと思いますが、
ヤギ大嫌いです。。
もう、臭い嗅いだ瞬間に血液の温度が5℃ほど上昇しそうです。
でも・・・今回雨が多くていい絵も撮れていないし、これはヤギ行かないとネタ厳しいもんなぁ・・・。
レンタカーを借りたあだんが食堂もやっているので、今回はこちらにお邪魔をば。
ヤギ汁は要事前予約です、意外とどこでも食べられるものではないようなので、食べたい方は必ず電話しておきましょうね!
というわけでヤギ汁食べるぞ。まずはよもぎ入れて、と。
もうね、顔こわばってるの分かりますか。
正直に言わせてください、ヤギ汁頼んでおきながら
本当に食べたくなくてしょうがないのです。。
11年前に上司のヤギ汁から一切れ肉を拝借し、口に運んだものの噛み切ることすら拒否したあの日の記憶よ・・。
い・・いけ!勇気を出せ、私!!
ぱくっ。。
ヒイィィィ!!!
やっぱりね。
ヤギってそんなパクパク食べるものじゃぁないですよ。。
ランチ後ってだいたい眠くなるんですが、今日は間違いなくギンギンですね。
・・・とは言うものの。
多良間のヤギ、思ったよりは食べやすいかも。
お店の方に聞いたところ、多良間のヤギは他と比べて食べやすいんだとか。それに、10年前と比べてもヤギって食べやすくなってるそうですよ。
理由を考えてみたんですが、エサが変わってきたのか、
子どものうちにヤっちまっているのかのどちらかしか思いつきません。。
とりあえず、多良間のヤギは汁を少しだけ残して完食できました
というわけで、多良間島ダイジェストでした。
本当はキレイな海に空をたっぷり撮りたかったけど、今回は渡名喜に引き続き全くどうにもなりませんでしたね。
これまでは晴れ女を自称してたんですが、もうそれも厳しいかもしれません。
おきコレサイドからしたら、今のところ私完全に雨女ですから。(南大東:台風、渡名喜:大雨、多良間:雨)
帰りに宮古島空港についたら、男の子が画面を見て「晴れてたらこんなに青いのかぁ・・・」と呟いて姿が印象的でした。ごめんね男の子・・・次はぜひ夏においでね!
なので島の良さをイマイチ伝えることができず大層残念ではあるのですが、離島中級者以上には多良間って結構いい島だと思います。
観光客はほとんどいないし、何も考えずゆっくりできるし、晴れてさえいれば海、空、夜空全てが美しい場所ですからね!
最後に。
多良間島の取材については、
おきコレで今週末土曜日から毎週土曜に全4回、掲載されます。
担当には、「苦しい状況がよく伝わる記事でした・・・」と、あまりの悪天候にネタも絵面も苦労しまくった形跡が全面に押し出された残念な感じに仕上がってますので(笑)、よかったら明日から1か月お楽しみください。
それでは、またしばし。。