庶民の胃袋こと屋台で出てきた160円の謎麺類。食べ物は基本甘い・・・
金箔が大量に貼り付けられたあまり趣味のよろしくない仏像
日本では2,500円なのに、タイで500円だったから思わず買ってしまった照明インテリア
タイから帰ってきたその夜、吐き気と腹痛に襲われ、母に
「東南アジアの変な病気もらってきたか!?」と顔をしかめられたのですが、何の事はないただの風邪で、去る金曜までげっそりしてました。
年末年始のカンボジアもそうだったんですが、海外行ったら風邪引くとか今後ジンクスになりそうで恐い。。いや、確実に疲労だと分かっちゃいるんですけどね。
2月残業ひどかったから・・・
そんな苦しみの中でタイのことをあれこれ書こうと1/2本ほど記事を書き上げたところで読み直してみると、
驚くほどつまらなかったので強制お蔵入りにしてしました。
こうして「頑張ってみたけど面白くなかった記事」が陽の目を見ることなく闇に消えていっていることもね、、、あるわけなんですよ・・・・。
初公開の舞台裏、すでにこの世に存在しない記事。もうね、タイトルからしてつまらなさそうでしょ
タイから帰ってきた週末、去る日曜日は一人でやんばるに行ってきました。
風邪で引きこもりになっていたので自然に癒やされたい、そして運動を再会しなければと思い北部をうろちょろしてたわけですが、すでに日も傾きかけた16時すぎ。
急に思い立ち、こちらに立ち寄ってみることにしたのです。
恩納村の北に位置する、沖縄県 県民の森。
観光客がまず訪れることがなさそうなこの面白みのカケラもないネーミング、場所は許田ICの少し南というこれまた中途半端な位置。
私もこれまで訪れたことがなかったのですが、意外とうちなーんちゅからは「行ったことがある」、「お気に入り」という声を聞くこの県民の森。
何があるかというと、
概ねこんな感じでだだっぴろい場所が広がっていて、敷地内のどこかではパークゴルフ、テニス、キャンプ等々を楽しむことができるそうな。
それにしてもエラい寂しい駐車場だな・・・
今回用事があったのはこの広がった場所ではなく、ここを起点に行くことのできる熱田岳。
普通の沖縄県民の大抵は聞いたことがなさそうなこの熱田岳にどうして行こうと思ったのかというと、
各県版が出版されている「沖縄県の山」。沖縄山フリーク必読!
この書籍に掲載されている山が全部で38あるのですが、登った山はもれなく名前を蛍光ペンで塗りつぶしているんです(現在15)。県内有人離島もバカ(仮)でカウントしていますが、
アイ・ラブ・集めものというわけなんですよ。
北部で用を足し、余った時間でどこか行けないかと探してみると、目に止まったのが標高160m、コースタイム約1時間の熱田岳だった、というわけです。
ところが、
いざ入山口まで行ってみると、午後4時以降の入山はご遠慮くださいの看板。知らなかったのですが5時半には県民の森のゲートが封鎖されてしまうらしい。
今、
4時20分。コースタイムは約1時間。写真も撮りたいので、
どう転んでも時間との格闘間違いなし。。
一瞬悩みはしたのですが、危なくなったらトレランすればいいかと思い直し、熱田岳目指して足を踏み入れてみることにしました。
普段よく立ち入る嘉津宇岳を始めとしたやんばるの山道とは違って、さすが県が管理する道だけあってとっても歩きやすい。しばらくはこんな感じで特に体力を必要としないゆったりした木漏れ日の小径が続きます。
山間でしか見かけない琉球列島の固有種、琉球竹が生えてる
サッ、サッ、サッ、サッ・・・・。
・・・・。
広い道幅、足元を邪魔する障害物は皆無、斜度はほとんど感じない。ガリガリした足場の山道が好きな私には正直、ちょっと物足りないな。
あれ~、こんな調子で1時間?それはちょっと面白くないかなぁ・・・でもこれでひと岳(笑)ゲット出来るんなら行くしかないか。
山道に足を踏み入れて約5分。
さっそく終わりの見えない階段が登場しました。
・・・このビジュアルは・・・。
本当に1kmほど延々と登り階段だったんじゃないかっていう、3年前に駆け抜けた
国頭のトレランコースが一気にフラッシュバック。
小径の左右の景色が変わってもぜんっぜん終わらない!!
ほぼ一週間寝かしていたところで一気にフル稼働した筋肉が
「おやめになって。。」と全力で叫んでいるのが聞こえるような気がします。しかし、私は時間と闘っているので耳を貸すことはできません。諦めて筋肉。
分岐点にきた
左に行けば、恐らく熱田岳の頂上。しかしコースタイムのベースとなるガイドブック案内は、無情にも右。
登頂せずにコースをゆかねば
ゲートがガシャーンです。諦めろ、自分!!!
あっ、景色が開けた!
登り始めて一度も遠景が見られませんでしたが、ついに眺望が・・・・!!
わぁ・・・
ひたすらの登り階段で汗ばんだ体に、まだ涼しい南国の春風が吹き抜ける。
読谷方面。特にコメントなし
本部半島方面。正面に瀬底島、左にうす~~~く伊江島
夕暮れ時なので午前中から昼過ぎにかけての多様なブルーの入り交じる景色は臨めませんが、この少し寂しげな景色は胸にしみるなぁ・・・南国でも胸にしみる景色ってあるんですよ。
でも南国らしいブルーを楽しむこともできそうな場所なので、その景色をご希望の場合は午前中がお勧めですね!
本当はゆっくりと
2回目があるかどうか分からないこの景色を堪能したいところですが、あまり危険な橋を渡ることはできません、さっさとこの場を立ち去りましょう。
行きと同じように琉球竹に囲まれた小径の階段を軽やかに降りていきましょう
分岐には必ず案内板があるので、地図の読めないアナタでも安心
ここからAコースに入って駐車場を目指すぞ
ところでこれからの道程に「市町村の森」ってのがある。県民の森に対して市町村の森?一体何なんだろう??
なるほど、各市町村のシンボルの木が植えられてるってわけですね!
最初に目に入ったのはリュウキュウマツ。今帰仁村の村木でもあり、沖縄県の県木でもあるリュウキュウマツ。知らない人は県木を尋ねられたら堂々と「デイゴ」と答えるそうですが。読者のみなさんはもちろんご存知でしたよね!?
以前
小ネタで話をしましたが、大宜味村の村木はシークワーサー。名産品ですからね!
そしてそれだけでなく、シークワーサーの花は大宜味村の村花でもあるのです。どれだけシークワーサー・ラブなんだ。
豊見城・・・村?今や立派な市である豊見城がかつて日本一大きな村であった時の豊見城村の残り香が、ここに。
豊見城は復帰しばらく後の1976年に日本一人口の多い村(約25,000人)になって以来、ずっと村としての立場を守ってきましたが、2002年、どことも合併せずに単独で町をすっとばして市になった稀有な存在なのです。
一体どんな心変わりがあったというのだろうか・・・。
城辺町・・・?
本気で分からなかったのでしばらく真剣に考えました。県外在住ないちゃー読者のみなさん、今のどの市町村だか分かりますか?(答えは反転で:
宮古島市)
意外と短い市町村の森を通過すればすぐに、
森を抜けて、管理棟が見えてきました。
これにて短い冒険の終了。
さて、森を抜けた瞬間に時間を確認してみたところ・・・
4時50分でした。
コースタイムは約1時間。入って抜けるまで30分・・・。
この本、一体誰を基準にコースタイム設定してるんだろ。おじぃか?
実は午前中には嘉津宇岳にも登ったんですが、コースタイム35分に対してタイムトライアルしたところ、17分で登頂完了。
しかし古巣岳はコースタイム2時間20分に対し、2時間50分ということもあり・・・。
沖縄の山に少しでも興味をもった読者のみなさん。
沖縄の山歩きにはこの本は必須かもしれませんが、
設定タイムはあまりアテにならないと心得ておいてください。
とりあえず熱田岳いただきました
次回はアニマルを予定。乞うご期待♪