2018年03月21日
世界自然遺産(候補)に抱かれる国頭村、安田集落体感してきた ~前編~
読者の皆さん、こんにちは。
前回から更新がかなり空いてしまいましたが、本題に入る前に少しここ最近のことを振り返りたいと思います。
前回から更新がかなり空いてしまいましたが、本題に入る前に少しここ最近のことを振り返りたいと思います。
そもそも1月後半からほぼ毎週なんらかの形で出張やら何かでいないことが多い日々。2月の後半には北海道で初めて開催された旅行博に出展してきました。
沖縄の冬場は基本的に閑散期なんですが、北海道をはじめとした寒い地域からは逆に冬場たくさんの人が訪れます。なので会場でも沖縄は大人気!あまりにお客様がやってきたので人が動けないほど通路がふんづまりしてました。
しかし寒いのが辛くて暖かな場所を求めてやってくるなんて・・・北海道の方はまるでケラマにやってくるザトウクジラのようですね。

名古屋からは三英傑がきてました。やっぱ上総介様(信長)が一番カッコイイ
沖縄のステージPRではカチャーシーやったんですが、秀吉、家康も信長様と共にステージにあがってカチャーシー踊ってくださいました。元祖歴女の私、時代を超えた異文化の交流に歓喜感涙・万々歳。。
3月最初の土日は大阪・三井アウトレットパークへ。
ここでは、

名護にあるGODAC(国際海洋環境情報センター)さんと一緒に子供向けに作業服の試着体験をお手伝い。
バックパネルは、地球深部探査船「ちきゅう」。海底の資源探査なんか行ってるそれそれははお高い調査船です。
で、私が着ているのは「ドリラー」という、ちきゅうで海底の掘削作業をする技術員の作業服で、レプリカではなく実際着てたものなんだとか。ちなみにこのドリラーという職種、技術員でもエリート中のエリートなんだそうですよ。いい給料もらってるんだろな・・・。
そして三週間ぶりの休日へ・・・

たまたま撮れた「じゃらんの表紙みたいな」写真
3月最初の休日には、寒波の度重なる襲来で開催日がずれこんだ北中城のひまわり畑に行ってまいりました。(ひまわり畑に関するおバカな過去記事は、こちら)

程度の差はあれ、ひまわりを目の当たりにするとおバカ写真を撮りたくなるのは人のサガなのか?
最近は、私が以前記事に書いた場所ではなく、しおさい公苑という埋立地で開催されています。しかし、以前開催されていた場所は間違いなく畑だったので倒して肥料になる流れだったはずなんですが、今回は畑じゃないんですよね・・・今は見せるためだけになってるんでしょうか?

ここで仮面被りたかったなぁ・・・
余談ですが、以前の記事で使ったひまわり仮面はこの数日前に捨ててしまいました。「あれから4年も経って使う機会なかったんだからもう永遠に使わないだろう」って・・・あと数日・・・この思考が生まれるのが遅ければ復活できたのに・・・無念!!
そしてここからがやっと本題なのですが、去る週末には沖縄本島最北端、国頭村は安田集落に泊まってきました。以前、ちらっと奥間川のリバトレを記事にして上げたことがありましたが(短かったな寿命)、その発案者から再度おもしろそうな話をいただいたのです。 曰く、知人がまだ賃貸ししていない作りかけのゲストハウスを貸してくれるから、泊まりにおいでというもの。
そこは露天風呂があり、囲炉裏があり、ヤンバルクイナがうるさいほど鳴いている・・・ということで、それはもう二つ返事でホイホイ話にのってしまったのでした。
国頭村の安田集落は、那覇から自動車道を利用し、名護東道路、58号線、県道2号を経由して東海岸に出るコースを使えば約2時間半の道のり。間違っても許田からすぐに東側に出てはいけない。東海岸は道が入り組んでいて長いため、めちゃくちゃ時間がかかるので個人的には西海岸経由がベストかと思われます。景色もいいしね。
それと、県道2号を推すのには理由があります。
今回、安田に向かう時には小雨が降っていたので、なんとなく出そうだな~~と思っていたのですが、

で た!!
ヤンバルクイナが道路を横切ったのです。
ここ県道2号はヤンバルクイナが横断すること、そしてロードキルが多いことでも有名な道。
私たちは速度を落としてゆっくり走ったので、幸せな形でヤンバルクイナとご対面出来たのですが、対向車線からやってくる工事車両や後ろから追い越してくる車たちのとばすこととばすこと・・・。県道2号は短い道ではないけれど、もう少し地域の住民たちに優しい気持ちをもってもいいのにね。

そして安田の集落に到着
県外の読者の方からすると、「安田とかどこだよ」と思う方も多いかと思います。だって今回一緒に連れて行った八瀬町出身の友達すら、「安田ってどこ?」って聞き返してきたくらいですからね・・・。
安田は以下の写真のとおり、

人口160人ほどの小さな集落ですが、この地域で行われる「シヌグ」という伝統的な奇祭は一部では有名です。

シヌグは、旧暦の7月に2日間行われる無病息災や五穀豊穣を祈願する行事。国の重要無形文化財にも指定されている。
なんといっても特徴的なのは、男性が半裸となって草木を身にまとうこと。古い南国の島々の、いわゆる”土人”とも言える姿で山に入り、下山する時には神として集落に迎え入れられるのです。
伝統ある「神と交信する」タイプの祭りは、概ね取り仕切るのは女性というのが沖縄のセオリーなのですが、「存在自体が神様になる」というタイプの祭りは主体になるのは男性が多い気がします。主に離島で行われるミルク神、川平のマユンガナシ、秘祭・アカマタクロマタ、宮古のパーントゥ、そしてこのシヌグ。
シヌグだけは仮面が存在しないので同列とは言えないかもしれませんが、姿格好といい、なんらかの形で沖縄よりも南方からの流れをくんでいるのかも?しれないですね。

シヌグの時季になると、必ず沖縄のローカルニュースでは報道があり、これを見るたびにいつかこの目で見てみたいものだと思い続けているのですが・・・未だにそれはかなっていません。安田に来る時にはシヌグの時だろうと思っていましたが、先に別の目的で訪れちゃいましたね~。
ところでここは、今年8月に世界自然遺産登録の候補地となっている「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」の核心地域のお膝元。
上の動画では4地域全て紹介されていますが、沖縄島北部、つまりやんばるからはシヌグが取り上げられていますので、是非ご覧になってみて下さい。沖縄出身の俳優・尚玄さんが4地域を旅しているという設定になっています。

さて、こちらが本日お世話になるお宿です。まずは軽く探検してみましょう。

ゲストハウスの割にはベッドがあるというちょっと贅沢な造りの一部屋。私が泊まった部屋は雑魚寝形式でした

ほぼ屋外のバーカウンター。ほとんどが泡盛、しかも「勝手に飲んでも気づかれないよ」とのこと

大人数なら、天気がよければここでキャンプファイヤーすれば大盛り上がり間違いなし!

そしてフルオープンの露天風呂!立草に邪魔されてナイスビューとはいかないけど、草刈ったら周囲から丸見えですからね!

イスは安田産の天然石!これまたぶっ飛んでるね!

ぽっとん便所の蓋のようなものは、開けると囲炉裏。夜はここで食事予定
みなで風呂掃除や食事の準備をしていると、あっという間に日は落ちて・・・

山と緑が間近に迫るこの集落、18時半も過ぎれば周りを視認できるほどの灯りも存在しません。田舎らしい宵闇の到来です。
そして友人のいうとおり、ヤンバルクイナの鳴き声が時折山側から聞こえてきます。
友人「ヤンバルクイナは縄張り意識が強いから、一匹が鳴くと別の場所から他のクイナが鳴くんですよ」
彼女の言葉のとおり、あっちで「キョキョキョキョキョキョ・・・」と鳴く声が聞こえると、少し離れた場所から「キョキョキョキョキョキョ・・・」と掛け合いをするように鳴き声が返ってくる。
雨がサァサァと降っているせいか普段のように「うるさいほど」とはいかないものの、クイナやカエルの声はひっきりなしに山だけでなく、宿の敷地内からも届いてきた。
19時。田舎の人間のローカル情報収集手段の基本である、町内放送が始まった。

ピンポンパンポーン♪ 「安田集落のみなさん、こんばんは・・・・・。」
この町内放送が始まったとたん、この放送が届く範囲にいるであろうヤンバルクイナがなんと一斉に鳴き声を上げ始めた。町内放送の音で少しかき消されたものの、驚くほどに集落の周辺はクイナの声で埋め尽くされたのだ。
キョキョキョキョキョキョ・・・ キョキョキョキョキョキョ・・・
キョキョキョキョキョキョ・・・ キョキョキョキョキョキョ・・・
キョキョキョキョキョキョ・・・ キョキョキョキョキョキョ・・・
まさにヤンバルクイナの大合唱。これは、ここにいる人間しか知らない事実なんでしょう。
牧「ところで・・・このヤンバルクイナの習性って、まるで救急車のサイレンで遠吠え始める犬と同じだね」
友人「悲しいかな、クイナのサガですね・・・。」
国頭は少し訪れて名護や那覇に帰る方が多いと思うんですが、やっぱり泊まってみないと本当のよさって分からないですもんね。読者の皆さん、よろしければ次回沖縄を訪れる際には、やんばるの山中にある宿に泊まってみてはいかがでしょうか?
さて、肝心の今宵のディナーですが。

宿のダッチオーブンに、国頭のソウフルード・ハイケイと野菜を突っ込んで、待つことしばし。
ダッチオーブン久々に使いましたが、適当に食材突っ込んで火にかけて待っとけばいいだけなので簡単でいいですね!その重量感と手入れのメンドクササはいただけませんけども・・・。

ダッチオーブンは少し時間がかかるので、その間に隣でBBQを。

雨音とやんばるの生き物の声をBGMに、話をしたり、たまに自然の声に耳を傾けたり・・・。
友人からやんばるの抱える課題や今後のことを色々聞いて、プライベートというより気分は若干仕事モード(笑

ダッチオーブン放置から約2時間。
調味料も塩と醤油だけで、素晴らしく美味しい鍋が仕上がりました。
とはいえBBQの後なので全部は食べ切れず、一部は翌朝のブレックファーストとして再利用。
ヤンバルクイナもみな寝静まり、カエルだけが元気に合唱を続ける時間になった23時過ぎ、場はお開きに。簡単に翌日の計画を立てたら、自然の子守唄を聞きながらご就寝です。
短くなりそうですが、後編に続く。
沖縄の冬場は基本的に閑散期なんですが、北海道をはじめとした寒い地域からは逆に冬場たくさんの人が訪れます。なので会場でも沖縄は大人気!あまりにお客様がやってきたので人が動けないほど通路がふんづまりしてました。
しかし寒いのが辛くて暖かな場所を求めてやってくるなんて・・・北海道の方はまるでケラマにやってくるザトウクジラのようですね。

名古屋からは三英傑がきてました。やっぱ上総介様(信長)が一番カッコイイ

沖縄のステージPRではカチャーシーやったんですが、秀吉、家康も信長様と共にステージにあがってカチャーシー踊ってくださいました。元祖歴女の私、時代を超えた異文化の交流に歓喜感涙・万々歳。。
3月最初の土日は大阪・三井アウトレットパークへ。
ここでは、

名護にあるGODAC(国際海洋環境情報センター)さんと一緒に子供向けに作業服の試着体験をお手伝い。
バックパネルは、地球深部探査船「ちきゅう」。海底の資源探査なんか行ってるそれそれははお高い調査船です。
で、私が着ているのは「ドリラー」という、ちきゅうで海底の掘削作業をする技術員の作業服で、レプリカではなく実際着てたものなんだとか。ちなみにこのドリラーという職種、技術員でもエリート中のエリートなんだそうですよ。いい給料もらってるんだろな・・・。
そして三週間ぶりの休日へ・・・

たまたま撮れた「じゃらんの表紙みたいな」写真
3月最初の休日には、寒波の度重なる襲来で開催日がずれこんだ北中城のひまわり畑に行ってまいりました。(ひまわり畑に関するおバカな過去記事は、こちら)

程度の差はあれ、ひまわりを目の当たりにするとおバカ写真を撮りたくなるのは人のサガなのか?
最近は、私が以前記事に書いた場所ではなく、しおさい公苑という埋立地で開催されています。しかし、以前開催されていた場所は間違いなく畑だったので倒して肥料になる流れだったはずなんですが、今回は畑じゃないんですよね・・・今は見せるためだけになってるんでしょうか?

ここで仮面被りたかったなぁ・・・
余談ですが、以前の記事で使ったひまわり仮面はこの数日前に捨ててしまいました。「あれから4年も経って使う機会なかったんだからもう永遠に使わないだろう」って・・・あと数日・・・この思考が生まれるのが遅ければ復活できたのに・・・無念!!
そしてここからがやっと本題なのですが、去る週末には沖縄本島最北端、国頭村は安田集落に泊まってきました。以前、ちらっと奥間川のリバトレを記事にして上げたことがありましたが(短かったな寿命)、その発案者から再度おもしろそうな話をいただいたのです。 曰く、知人がまだ賃貸ししていない作りかけのゲストハウスを貸してくれるから、泊まりにおいでというもの。
そこは露天風呂があり、囲炉裏があり、ヤンバルクイナがうるさいほど鳴いている・・・ということで、それはもう二つ返事でホイホイ話にのってしまったのでした。
国頭村の安田集落は、那覇から自動車道を利用し、名護東道路、58号線、県道2号を経由して東海岸に出るコースを使えば約2時間半の道のり。間違っても許田からすぐに東側に出てはいけない。東海岸は道が入り組んでいて長いため、めちゃくちゃ時間がかかるので個人的には西海岸経由がベストかと思われます。景色もいいしね。
それと、県道2号を推すのには理由があります。
今回、安田に向かう時には小雨が降っていたので、なんとなく出そうだな~~と思っていたのですが、

で た!!
ヤンバルクイナが道路を横切ったのです。
ここ県道2号はヤンバルクイナが横断すること、そしてロードキルが多いことでも有名な道。
私たちは速度を落としてゆっくり走ったので、幸せな形でヤンバルクイナとご対面出来たのですが、対向車線からやってくる工事車両や後ろから追い越してくる車たちのとばすこととばすこと・・・。県道2号は短い道ではないけれど、もう少し地域の住民たちに優しい気持ちをもってもいいのにね。

そして安田の集落に到着
県外の読者の方からすると、「安田とかどこだよ」と思う方も多いかと思います。だって今回一緒に連れて行った八瀬町出身の友達すら、「安田ってどこ?」って聞き返してきたくらいですからね・・・。
安田は以下の写真のとおり、
人口160人ほどの小さな集落ですが、この地域で行われる「シヌグ」という伝統的な奇祭は一部では有名です。

シヌグは、旧暦の7月に2日間行われる無病息災や五穀豊穣を祈願する行事。国の重要無形文化財にも指定されている。
なんといっても特徴的なのは、男性が半裸となって草木を身にまとうこと。古い南国の島々の、いわゆる”土人”とも言える姿で山に入り、下山する時には神として集落に迎え入れられるのです。
伝統ある「神と交信する」タイプの祭りは、概ね取り仕切るのは女性というのが沖縄のセオリーなのですが、「存在自体が神様になる」というタイプの祭りは主体になるのは男性が多い気がします。主に離島で行われるミルク神、川平のマユンガナシ、秘祭・アカマタクロマタ、宮古のパーントゥ、そしてこのシヌグ。
シヌグだけは仮面が存在しないので同列とは言えないかもしれませんが、姿格好といい、なんらかの形で沖縄よりも南方からの流れをくんでいるのかも?しれないですね。

シヌグの時季になると、必ず沖縄のローカルニュースでは報道があり、これを見るたびにいつかこの目で見てみたいものだと思い続けているのですが・・・未だにそれはかなっていません。安田に来る時にはシヌグの時だろうと思っていましたが、先に別の目的で訪れちゃいましたね~。
ところでここは、今年8月に世界自然遺産登録の候補地となっている「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」の核心地域のお膝元。
上の動画では4地域全て紹介されていますが、沖縄島北部、つまりやんばるからはシヌグが取り上げられていますので、是非ご覧になってみて下さい。沖縄出身の俳優・尚玄さんが4地域を旅しているという設定になっています。

さて、こちらが本日お世話になるお宿です。まずは軽く探検してみましょう。

ゲストハウスの割にはベッドがあるというちょっと贅沢な造りの一部屋。私が泊まった部屋は雑魚寝形式でした

ほぼ屋外のバーカウンター。ほとんどが泡盛、しかも「勝手に飲んでも気づかれないよ」とのこと

大人数なら、天気がよければここでキャンプファイヤーすれば大盛り上がり間違いなし!

そしてフルオープンの露天風呂!立草に邪魔されてナイスビューとはいかないけど、草刈ったら周囲から丸見えですからね!

イスは安田産の天然石!これまたぶっ飛んでるね!

ぽっとん便所の蓋のようなものは、開けると囲炉裏。夜はここで食事予定
みなで風呂掃除や食事の準備をしていると、あっという間に日は落ちて・・・

山と緑が間近に迫るこの集落、18時半も過ぎれば周りを視認できるほどの灯りも存在しません。田舎らしい宵闇の到来です。
そして友人のいうとおり、ヤンバルクイナの鳴き声が時折山側から聞こえてきます。
友人「ヤンバルクイナは縄張り意識が強いから、一匹が鳴くと別の場所から他のクイナが鳴くんですよ」
彼女の言葉のとおり、あっちで「キョキョキョキョキョキョ・・・」と鳴く声が聞こえると、少し離れた場所から「キョキョキョキョキョキョ・・・」と掛け合いをするように鳴き声が返ってくる。
雨がサァサァと降っているせいか普段のように「うるさいほど」とはいかないものの、クイナやカエルの声はひっきりなしに山だけでなく、宿の敷地内からも届いてきた。
19時。田舎の人間のローカル情報収集手段の基本である、町内放送が始まった。

ピンポンパンポーン♪ 「安田集落のみなさん、こんばんは・・・・・。」
この町内放送が始まったとたん、この放送が届く範囲にいるであろうヤンバルクイナがなんと一斉に鳴き声を上げ始めた。町内放送の音で少しかき消されたものの、驚くほどに集落の周辺はクイナの声で埋め尽くされたのだ。
キョキョキョキョキョキョ・・・ キョキョキョキョキョキョ・・・
キョキョキョキョキョキョ・・・ キョキョキョキョキョキョ・・・
キョキョキョキョキョキョ・・・ キョキョキョキョキョキョ・・・
まさにヤンバルクイナの大合唱。これは、ここにいる人間しか知らない事実なんでしょう。
牧「ところで・・・このヤンバルクイナの習性って、まるで救急車のサイレンで遠吠え始める犬と同じだね」
友人「悲しいかな、クイナのサガですね・・・。」
国頭は少し訪れて名護や那覇に帰る方が多いと思うんですが、やっぱり泊まってみないと本当のよさって分からないですもんね。読者の皆さん、よろしければ次回沖縄を訪れる際には、やんばるの山中にある宿に泊まってみてはいかがでしょうか?
さて、肝心の今宵のディナーですが。

宿のダッチオーブンに、国頭のソウフルード・ハイケイと野菜を突っ込んで、待つことしばし。
ダッチオーブン久々に使いましたが、適当に食材突っ込んで火にかけて待っとけばいいだけなので簡単でいいですね!その重量感と手入れのメンドクササはいただけませんけども・・・。

ダッチオーブンは少し時間がかかるので、その間に隣でBBQを。

雨音とやんばるの生き物の声をBGMに、話をしたり、たまに自然の声に耳を傾けたり・・・。
友人からやんばるの抱える課題や今後のことを色々聞いて、プライベートというより気分は若干仕事モード(笑

ダッチオーブン放置から約2時間。
調味料も塩と醤油だけで、素晴らしく美味しい鍋が仕上がりました。
とはいえBBQの後なので全部は食べ切れず、一部は翌朝のブレックファーストとして再利用。
ヤンバルクイナもみな寝静まり、カエルだけが元気に合唱を続ける時間になった23時過ぎ、場はお開きに。簡単に翌日の計画を立てたら、自然の子守唄を聞きながらご就寝です。
短くなりそうですが、後編に続く。
この記事へのコメント
牧さん、お久しぶりです。
安田集落は、昼間仕事で二度行ったことがありますが日帰りでした。
記事を読んで、ヤンバルクイナのさえずりを聴きに行きたくなりました。後編も楽しみにしていますね〜。
安田集落は、昼間仕事で二度行ったことがありますが日帰りでした。
記事を読んで、ヤンバルクイナのさえずりを聴きに行きたくなりました。後編も楽しみにしていますね〜。
Posted by 庚子(かのえね) at 2018年03月21日 16:17
>庚子(かのえね)さん
ご無沙汰しております、最近ネタすらもなく^^;
ヤンバルクイナが一斉に鳴くという状況は、世界でもこの辺りでしか味わえないと思うんです。日中と全く違う顔を見せるやんばるの夜を、ぜひ体感しに赴いてみてください!
ご無沙汰しております、最近ネタすらもなく^^;
ヤンバルクイナが一斉に鳴くという状況は、世界でもこの辺りでしか味わえないと思うんです。日中と全く違う顔を見せるやんばるの夜を、ぜひ体感しに赴いてみてください!
Posted by 牧
at 2018年03月22日 12:34

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