おきなわバカ(仮)

　1/25(土)。
　この日は北中城をプチ賑わせている40万本の冬のヒマワリがピークを迎える予定。
　1週間前から、この日はヒマワリを見に行くことを心に決めていたのです。

　まぁそのままヒマワリ見に行ってもいいんですけどね。
　せっかくなので、何か一ひねり。

　・・・。

　・・・・・。

　そういえば、大学時代にサークルの後輩からもらったボイスメッセージに、

「いつも笑顔の貴女を花に例えるなら、大輪のヒマワリかな？」

という、ちょっぴり恥ずかしいメッセージがありました。その時は、「ヒマワリかよ！もっとエレガントな花じゃないのかよ！」と思ったのですが、私は外から見るとヒマワリ系だったのか・・・。

　うん、それならこれしかないな。


家の中からかきあつめた子供の工作セット。


○描いて・・・


カッターで切り取っていきます。


綺麗に○抜けた。


のり塗って白紙を貼り付け・・・


無に等しい画力を振り絞って全力投球。


準備は、整った。


　さて、1/25(土)。



　北中城中学校周辺にやってきました。
　高速道路の下にある駐車場も、周辺の仮設駐車場という名の道路も、どこもかしこも混雑しています。



　天気もいい、暖かいとなると、もうひまわり日和でしょう。



　おお、あれに見えるはひまわり畑ではないか！？
　全国的には、今はまさに冬の底。そんな時期に咲くひまわりとは・・・。

　さて、会場に到着しました。
　それでは、真冬のひまわりをご覧ください！！


じゃん！


ぶわっっ。。

　すごい！！
　すんごいひまわり咲いてる！！
　
　しばらくの間、ひまわり乱舞をご観賞下さい。








ミツバチがかなり多い。



　ひまわり畑には小径が設けられており、畑の中を通過して埋もれることができます。いや～～、メルヘン。

　さて。
　そろそろ・・・あれの出番ですね。
　ゴソゴソゴソ・・・・ゴムひも装着・・・。。

　人は絶えませんが、今やらなければ絶対できません。
　意を決して・・・



ほいっ。。

　いかがでしょうか、ひまわり仮面＠ひまわり畑。ひまわりのようだと言われた私、ついに、畑デビュー。・・・あまり羞恥心がないのが救いです。。

　とりあえず、



　念願の、ひまわり化。
　今、私は、まごうことなきヒマワリなのだ・・・。

　できるだけ人が少ないタイミングを見計らってやっているのですが、やはり注がれる視線を気にしないというわけにはいきません。。

　独りは、辛い。
　一緒に行った友達も、当然のように巻き込みます。


私以上に溶け込む友人Ｋ玉。武道の精神は、ヒマワリに通じるのか。


最近よく私の遊びに巻き込まれる友人Ｔマ。ヒマワリは予想外だったのでは。

　場所を変えましょう。



後ろのにぎやかさとのギャップがたまらん。

　あ、なんか自然じゃない？（なわけないか。）昔、音に反応して踊るこんなおもちゃあったよなー。

　ちょっと畑から離れて・・・。



　なんだか楽しげな音がすると思ったら、ちんどん屋です！以前沖縄国際カーニバルでちんどん屋を見たんですが、それとはまた別の団体のようです。結構な年齢差がありそう。沖縄ってちんどんや多いのかな？？



　こんな日にやれたら、ご本人たちも、さぞうっきうきでしょう。雰囲気的にも、ヒマワリとちんどんやは陽気さという点でマッチしてる感じがします。

　顔ハメがあったので、記念撮影。



　写真を撮ってくれたお姉さん、笑いをこらえきれない様子でした。ごめんなさい。



　会場は第２へ移動。



　こちらはまだ５分咲きくらい。奥の方に見える真っ盛りと比較するとだいぶ緑色なご様子。ピークは来週末でしょうか？


私はどこでしょう。

　だいぶひまわりに満足したのですが、まだちょっと何かが足りない。するとこんな会話が出てくるものです。

牧「じゃんけんで負けた人が、ヒマワリ被って歩こうよ。」
Ｋ玉「海外ならいいけど、絶対ムリ！」

　台湾の九扮でカオナシやった人間が、一体何を恥ずかしがっているのか分かりませんが・・・。
　あ、ちんどんやだ。たくさんの人に囲まれてます。

牧「これ被ってちんどんやの一員じら～するとか」
Ｋ玉「さすがに場が悪い、人が多すぎるでしょ。」

　そう言った矢先、ちんどんやから人気が引きました。
　すると。
　Ｋ玉は私の手からヒマワリを奪い、すっと顔に引っ掛けました。

Ｋ玉「前から撮れ！！！」

　彼の男気をムダにしてはいけない、私は全力でちんどんやの前に走っていきます。
　そして、１枚パシャリ。




勇者だ！！勇者がここにいる！！！！

　後ろのお父さん、明らかにＫ玉見て笑ってます。
　写真を撮り終わったことを確認したＫ玉は、仮面を引き剥がしダッシュで私の元にやってきました。
　顔、真っ赤です。。そりゃそうだわ。



　ちんどんやの大将も、大笑い。

Ｋ玉「すみませんでした・・・」
大将「ええのに！」

　後ほど、Ｋ玉は大将のこのセリフに、「さすが心が広くて、きゅんときた」と言っておりました。
　ちんどんやの皆さん、ありがとうございました！


　陽が少し、傾いてきました。太陽の下では半そでの陽気も、山陰の元ではさすが肌寒さを感じます。
　私たちは北中城のヒマワリ畑に羞恥心と恥そのものを捨て置き、次のイベントに向かったのです・・・。


　こちらに植えられているヒマワリですが、ネットでは品種が100を超えるとの情報もあります。一見、あまり大きな違いは感じられなかったのですが、まだ１部咲きの区域もあり、もしかしたら区域ごとに品種が異なるのかもしれないですね。
　イベントは2/2(日)まで開催されています。みなさん、是非大輪のヒマワリを見に行ってみてください！

　ところでなぜヒマワリをこの時期に大量に？と考えたのですが、私の浅い知識では畑の窒素固定くらいしかでてきません。でもそれなら、マメ科植物が適当ですね。
　農業技師であるＫ玉曰く、「そのまま倒して肥料にするはずよ。」とのこと。そうか、全てはその身を土の栄養に捧げるために・・・。
　ヒマワリはその存在が大きいため主役のイメージが強いのですが。この大量のヒマワリそのものが全て肥料になるなんて、ちょっと想像つかないです。花の命は短いとは言え、ちょっぴり悲さを覚えてしまいました。