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2017年01月28日

『島あっちぃ』でお得すぎる伊平屋島の旅! ~その1~

 読者のみなさん、こんにちは。
 前回の記事からちょっと時間が経ってしまった理由について一言でいえば、

「魂がシェムリアップに浮気してなかなか帰ってこなかったから」

 とだけ言っておきたいと思います!!


 先日、出張の帰りに羽田空港に立ち寄り、保安検査締め切り時間ギリギリまで空港を彷徨っていたのですが、少し興味を引かれた『エアラインショップ』なるものに立ち寄りました。


『島あっちぃ』でお得すぎる伊平屋島の旅! ~その1~
日本だけじゃなくて世界各国の有名な航空会社のグッズなんか売ってる

 カッコいいネックストラップ等、ちょっと心動かされる品物が色々あり結構楽しい。
 あと5分で保安検査所もクローズ・・・そろそろ出るか!という時になって自衛隊機のピンズコーナーにやってきたのですが、そこにディスプレイされていたある商品が目に留まり、心拍数が一気に跳ね上がりました。


『島あっちぃ』でお得すぎる伊平屋島の旅! ~その1~

 こ・・・・これはどう見ても!?


『島あっちぃ』でお得すぎる伊平屋島の旅! ~その1~

 オスプレイのピンズ。
 他のピンズは概ね自衛隊機と分かるのですが、なぜ米海兵隊の、しかもオスプレイが商品化されているんでしょうか。
 ピンズを持つ手に妙な緊張が走ります。

 ・・・もしこれを買ったとして、自分に一体何のメリットがあるだろか・・・
 違う違う、沖縄に住んでれば見つかった時のデメリットの方が圧倒的にデカイだろ!!沖縄の多数派である基地反対の方にどんだけ冷たい目で見られることか!
 いやしかし・・・これを身に着けていれば、いつ場の空気が暗転するかという緊張感を味わえる、もとい楽しめるわけだな・・・。あ~もう私ってばたいがいドMぅ・・。。


 ぐるんぐるんと色んな思考が渦巻きながらも、最終的にはピンズを握りしめ、レジに向かって静かにダッシュ。
 おかげで保安検査所を通過したのはフライト出発の12分前でした。JALさん本当にごめんなさい。

 その日の夜。
 帰宅してバックパックをゴソゴソと取り出すと、


『島あっちぃ』でお得すぎる伊平屋島の旅! ~その1~

 いつの間にやら旅立ってしまったアオウミガメの穴を埋めるように、オスプレイが鎮座。
 今後、このバックパックで県内を移動する際に何が起こるか、起こらないか、興味深く見守っていきたいと思います。


 前座も終わったところで今回は、前回最後にふれた伊平屋島のことについて話をしたいと思います。

 読者のみなさんは、今年沖縄県が実施した「島あっちぃ」というなんぞそれなネーミングの事業をご存知でしょうか。


『島あっちぃ』でお得すぎる伊平屋島の旅! ~その1~

クリックで当該サイトへ

 一言で説明すると、「船や飛行機、宿泊も含めて離島のプログラム参加に県が8割補助を出すよ!」という驚異的な内容で、離島好き・旅好きには涎垂モノ。プログラム自体も、島食材を使った料理づくり、釣り、三線でラジオ出演、ダイビング、ネイチャーツアーと、各離島の個性を活かして幅が広い。


『島あっちぃ』でお得すぎる伊平屋島の旅! ~その1~
ただし、沖縄在住者のみ対象なので県外に住所のある方はNG。移住者の皆さん、今の沖縄は特にこういうこともあるので、住民票を沖縄に移しておくとよいですよ

 まだ行ったことのない離島に行きたい!と、粟国島、北大東島に応募したところ見事全滅。二次募集で拾っていただいたのが10年前に一度行ったきりの伊平屋島だったのです。
 ただし、日程は1月6日~8日。カンボジアから帰ってくるのが3日の夜なので、中二日空けで始まることを考えるとくらくら目眩がしそう!
 しかし友達も一緒だし撤回するわけにもいかず、カンボジア、那覇経由、伊平屋島行きなノリで旅ガラスをすることになったのです。


『島あっちぃ』でお得すぎる伊平屋島の旅! ~その1~

 1月6日、AM6:54。
 眠すぎる目をどんよりさせてバスに飛び乗って向かった先は、今帰仁村の運天港。年末年始に8日間も遊び倒した挙げ句、今度は2泊3日で伊平屋島。改めて、社会人として終わっております。

 ちなみに今回の参加費は、2泊3日往復フェリー、島でのツアー、宿、朝夜食込みで驚異の6400円。誰もが無条件で飛び付きたくなるこの価格設定、もちろん沖縄県お得意の一括交付金です!いや~、ほんっとうに素晴らしい使い方ですね(棒読み)。


『島あっちぃ』でお得すぎる伊平屋島の旅! ~その1~
フェリー伊平屋の出る運天港に到着!

 那覇から約3時間ひたすら爆睡し、旅の起点となる今帰仁村の運天港にやってきました。
 参加者の様子を見てみたところ、いつものとおり全体的に年齢層はお高め。参加者は18名ですが、私と旅の供レイラは最年少チームかもしれません。まぁプログラム自体が、


『島あっちぃ』でお得すぎる伊平屋島の旅! ~その1~
ぶら

 「ガイドと行く集落散策」という、いかにものんびり歴史探訪な中高年向けの内容だったので。
 私の大好物は主に年齢層高い・・・お決まりのパターンですが、若い人ももっとこういったのに興味示したらいいのにね。特に沖縄の若者よ!!


『島あっちぃ』でお得すぎる伊平屋島の旅! ~その1~

 バスに引き続き、寝倒すこと80分で伊平屋島に到着。
 車を持ってる人でも那覇から2時間、そしてフェリーで80分。もしかして沖縄で一番遠い(大きな)離島って伊平屋島か西表島なんじゃないかって気分になりそうです。時間だけで考えると南大東島の方が明らかに近いよ伊平屋島。。


『島あっちぃ』でお得すぎる伊平屋島の旅! ~その1~
旅のコーディネーターは伊平屋村観光協会の金城さん

 他県の状況はよく分かりませんけど、沖縄は日本の中でも経済を観光に頼る割合が非常に高く、現在は各市町村に観光協会を立ち上げるのが一つの目標になっているそうです。伊平屋村も観光協会が立ち上がったのが2年前。今、伊平屋に観光客がどれだけ来てるんだろうって感じですけど、本当にこれからだね伊平屋村。


『島あっちぃ』でお得すぎる伊平屋島の旅! ~その1~
ついて真っ先にランチ。離島だけに白身魚は地元産、アッサリふわっと美味。。

 これからの行程について全体で軽いミーティングと自己紹介をしたら、まずは


『島あっちぃ』でお得すぎる伊平屋島の旅! ~その1~
正月飾りが竹と松。沖縄にはミカンは、ない

 この素晴らしく立派なバスで島の名所を一巡りしましょう!


『島あっちぃ』でお得すぎる伊平屋島の旅! ~その1~

 出発して真っ先に目についたのが、田舎によくある標語の書かれた台・・・が強風に煽られて倒れた姿。直近で考えられる原因は10月の台風しかないので、少なくとも3か月はこれで放置されてると推測。
 横倒しのままで特に困らないってこと?そんな標語、いるの?いらないでしょ。


『島あっちぃ』でお得すぎる伊平屋島の旅! ~その1~

 最初にバスを降りたのは、伊平屋島と海を一望できる腰岳。海を隔てて長く山が見えている場所は伊是名島。
 伊平屋島は琉球王朝第一尚氏の祖を輩出した島として有名です。そしてお隣の伊是名島は、第2尚氏の始祖、金丸の出身地。琉球広しといえど、なぜに王を輩出したのは北の外れのこの2島だったのか?何か特別な力でもあったんでしょうかね~。
 そういった理由もあり、王朝時代、この2島は琉球の島の中でも格の高い扱いを受けていたそうですよ。


『島あっちぃ』でお得すぎる伊平屋島の旅! ~その1~
よ~~く目をこらすと、伊江島タッチューが見えるのだが・・・

 天気だけが、憎きものよ。。

牧「あのー、島の主な産業ってなんですか?やっぱサトウキビとか漁業?」


『島あっちぃ』でお得すぎる伊平屋島の旅! ~その1~

運転手兼ガイド「農家も漁師も、昔と比べたらだいぶ減ったよー。伊平屋は稲作が盛んで、沖縄の離島の中では一番の生産を誇っているんだけど、それも台風に強いサトウキビに替わってきてね。だいたい役場とか、公務関係に就いてる人が多いかな~。」


 そうですか・・・これが離島の現実のようです。


『島あっちぃ』でお得すぎる伊平屋島の旅! ~その1~

 なんのヘンテツもない岩の前でバスが止まりました。
 写真に写っているのはヤヘ岩といって、その昔今帰仁からの軍勢が伊平屋に押し寄せてきた際、あそこにあったグスク(!!)が島を守ったそうです。逆にいうと、たったあんだけの場所に駐在していた兵士に追い返されるなんて、今帰仁の按司は伊平屋を相当ナメくさっていたようですな。
 あんな岩なんか・・・・


『島あっちぃ』でお得すぎる伊平屋島の旅! ~その1~
真上からチョーンと押してやる!!

 とても押しやすい観光名所なので、伊平屋に行った際は皆さまもどうぞ。。

牧「あっ!!」


『島あっちぃ』でお得すぎる伊平屋島の旅! ~その1~
何かの猛禽類の片羽だけが落ちています。

牧「うわーー、羽めっちゃキレイぃ♪o(^▽^)o」
(おもむろに写真の状態まで羽を広げて撮影)

レイラ「あのさ・・・今鳥インフル流行ってるよね?」

牧「へぐぅっ!?」


 伊平屋から帰ってすぐ、中国で鳥インフルに罹患して男性が亡くなったというニュースを目にし、数日間ドキドキしながら生きておりました。


 刻みます。
 その2に、続く。



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