2014年02月08日
やんばる、快走? ~第1回国頭村トレイルランニング~
こんにちは。
最近更新が頻繁で、プライベートでは主に『外遊び』と『文字打ち』しかしていない牧です(そもそも仕事の拘束時間が長いんだよ!)。
ちょっとダメな人間の空気が漂い始めていますが、「好きなことにまい進しろ」というなんみんさんの言葉に従い、今年はそのまま突っ走っていくことにします。
最近更新が頻繁で、プライベートでは主に『外遊び』と『文字打ち』しかしていない牧です(そもそも仕事の拘束時間が長いんだよ!)。
ちょっとダメな人間の空気が漂い始めていますが、「好きなことにまい進しろ」というなんみんさんの言葉に従い、今年はそのまま突っ走っていくことにします。
みなさん。『トレイルランニング』という競技をご存知でしょうか?
簡単に言うと、未舗装の山野を走るスポーツです。
ただ一口にトレイルランニングと言っても、その内容はかなり差があります。
単に草原など舗装していないところを走るものから、テント等を担いで複数日に渡り山岳を走る超級のドMランニングまで、天地ほどの違いが存在するのです。
去った11月。
沖縄で初のトレイルランニング大会が開催されるという話を聞き、「初モノに食いつかないわけにはいかない」という根性から勢いで申し込んだ『第1回国頭村トレイルランニング大会』。
大会規約に、①コース内写真撮影禁止②その他めんどくさいオトナの権利に関わる事項、があったため、今回は肝心の写真がありません。なので、かる~くレポさせていただきます。
2月8日。
那覇から会場の国頭まで車を走らせると、ワイパーが最高速で仕事をするほど土砂降り。マジメにへこみますが・・・

国頭到着時はウソのように雨があがったのです。なんか今年はこのパターンが多いのですが、神様仏様の御加護なのでしょうね。
バスに乗って、山中に移動します。

こちらがトレイルランニングのスタート&ゴール地点。さすが一般のスポーツ大会ほどゴミゴミしておらず、一見人がかなり少なく思えます。多分、大きな大会の見すぎ。
「今日のコースはどろんこ祭りらしいよ!」
群集からまことしやかに聞かれる噂話。テンションが下がるような、上がるような、よく分からない複雑な気分です。
コースの種類と制限時間ですが、19km(4h)、12km(2h)、6km(1h)、トレイルウォーク6km(2h)です。
私と友人Yヒが参加するのは6kmランニング。今の体力ではとても12kmなんてムリです、山中に放り出されてしまうのがオチ。
19km、12kmはこの会場がスタート&ゴールなのですが、6kmは山中からスタートのため、さらにバス移動。スタートをくぐれないこの寂しさよ・・・!

(撮影禁止のため、夏登った沖縄本島最高峰の写真でお送りしております)
参加者全員でカウントダウンし、12時、競技スタート!
自信のない私と友人はほぼ最後尾から出走(しかし、後ほどこの行為を悔やむことになるのである)。
最初200mは舗装路だったが、すぐ林道へ。この林道入り口がクセモノで、1人ずつしか入ることができない。そのため後続は林道突入までかなり時間ロス。もうこの時点でやられた。。
しばらく、2kmほど下りオンリー。ゴール地点との高低差を考えると、後ほど待ち構えるであろう地獄の上り道に眩暈すら覚えそう・・・。
そしてこの2kmの行程は、ヒト1人しか通れない狭い道。前でペースを作っているであろう人がどうにもゆっくりで、後続に道を譲る様子もなく、完全につまってしまいました。抜いていけないもどかしさに内心悶々です。

(撮影禁止のため、草をはむ黒島のヤギの写真でお送りしております)
コース途中、沢を3つほど飛び越え、片足しか置けない斜面を走り抜けます(私は、この斜面はコースにするには問題ありと判断)。
上りに差し掛かった頃、何人か足を止め始めました。ここぞとばかりに先を急ぎます。
しかし・・・せっかくやんばるの大自然を走っているんですが、足元のぬかるみに気をとられて全く視界に入ってきません。あぁ、なんてことだ・・・ヤンバルクイナを見つけて追いかけようと思っていたのに。
(参加制約事項⑩ レース中、ヤンバルクイナを見ても絶対に追いかけません。)
2km強を過ぎると、ふかふかの枯れ草が敷き詰められた農道へ。ここから横幅が広がったので、ばらけるチャンスです。上りが現れるまで走り続けます。

(前略、夏登った沖縄本島最高峰の写真でお送りしております)
6kmには1箇所しか設けられていない貴重なエイドステーションが見えました。水を受け取って、口にはふくまず背中に流し込みます。
この時点でかなり疲弊しているのですが、エイドの上部に掲げられているのは無常にも「残り3.2km」の文字。時計のタイムはこの時点で32分。これから待ち構える上りのオンパレードを考えると、この時点で制限時間内ゴールを諦めざるを得ません、oh・・・。
なお、このエイドで奇声が発せられたのですが、その人物については後述。
エイドを抜けると地獄の上り階段ラッシュ。
「はあ・・・はぁ・・・はぁはぁ・・はぁはぁはぁはぁ。。」
“のぼれども のぼれども わが道楽にならざり ぢっと足元を見る”
思わず啄木をパロってしまうほど厳しいこの現実。
キツイ上り階段を行くのは参拝する時だけでいいと思っているので、なんだか不本意です。常人の脚力では走り続けることは到底不可能。上りと下りのコース配置のバランス、どうにかならんのか・・・。
前方を行く人はまばらで誰も走っておらず、また、誰にも抜かれません。6km参加者全員、大きなダメージを喰らっているようです。
地獄の階段を上りきった先には、「振り返ったら海が見えるよ!」の看板。

(前略、夏登った、以下略)
・・・。
写真では絶景ですが、今日はいつ降ってもおかしくないほどの曇天で、水平線どころか空も海も濁った灰色で混ざり合っています。地獄の中で拾うはずだった小さな飴すらも、拾うことができないのです。しかし、
「わー、ほんとだキレーイ」
耳を疑う言葉が後方から聞こえてきたので思わず振り返ってしまいました。
間違いなく県外からの参加者ですね。彼女は小さな飴を拾うことができたようです。よかったね・・・。
この先、上り階段は早足で歩き、平地と下りはひたすら走る、の戦法でペースを作り、追いついた人には「がんばりましょう!」と声をかけながら横を過ぎ去ります。
残り800mほどになったとき、12kmトップの選手に抜かれました。あぁ・・・。
そんな私もついにゴールが近づき、沿道の方々全てに「ありがとうございます!」と声をかけ、手を振り、ゴール直前は全力疾走。
ゴ~~~~~~~~~~~~~~~~ル。。

タイムは1:08:46、6km女子総合で7位でした。おおっ。制限時間を超えはしたけど、順位は悪くないんじゃない?しかし、最初のスタート位置がもっと前だったら結果はもう少し違ったかもなぁ。。
約5分後、友人Yヒが無事帰ってきました。

「わ~いわ~い、楽しかったね!!」
しばらくゴール地点に張り付いていました。

ウォークの面々が次々にゴール。この後ゴールした6kmランのゼッケンをちらほら見かけたのですが、歩くより走る方が時間かかるって・・・それだけ山道を走るという行為は消耗が激しいってことですねぇ。

この外国人、裸足ですよ!!しかもゴールの瞬間バク転かましたりと、非常にアクロバティックで観衆を歓喜の渦に巻き込んでいました。そして、エイドステーションで奇声を発していたのも、彼。

この男、タダモノではないな・・・。

記念に一緒に写真撮ってもらった^^

他の選手の足元見ると、太ももまで泥だらけの人が多いのですが、私は比較的ダメージ小。歩幅が小さいからかと。

参加者に配布されたクーポン券。出店で500円分の買い物が出来ます。私たちのご指名は、即決まりました。


やまししそば。
これ、猪と豚の掛け合わせで国頭で育てられています。このやましし、ゆいゆい国頭道の駅のレストランで食すことができるので、気になる方は是非行ってみましょう。
味はと言うと、しっかり煮込まれてホロリと崩れる肉質。普通の豚とは明らかに違います、んまい!脂はと言うと、ねとっと少々舌に残る感じ。好みは分かれそうですが、野性味とも言えそうです。
その他、野草の天ぷら、イカ焼き、シイラのからあげを食し、走ったカロリー以上の摂取をしたうえで、帰路に着きました。

帰りのバスのヤンバルクイナが怖かった。
最後に、今回の大会Tシャツを紹介します。

前面。黒地に首回りと右手部分のみがオレンジというアシンメトリーな配色。ヤンバルクイナリスペクトですね。左上にエサを探して走るクイナが配置されて、とてもカワイイ。

後面。クイナを知らない人からすると全くイミフなデザイン。コレ、本体が右向きで、後を振り返っているクイナの姿を現しています。しかも黒目の部分が、国頭の形。その位置と形のおかげで、全体のイメージがおどけた感じになっています。マーベラス!!!

以上、本日のトレランレポでした。
きっと来年も開催されるはずなので、もし主催者側の方がこれを見ていたら、どうか下記の点について考慮していただきたいと思います。
①フィニッシュ後にドリンクが用意されてなくて喘いだので、来年はドリンクを用意してください
②6kmコースのスタート直後がずっと狭いので、先にある程度ばらける広めの道がよいと思います
③開始前送迎バスの数を増やしてください。受付時間に間に合わなくてヒヤヒヤしました
④地域振興を目的としているなら、肖像権、掲載権、コース上での撮影禁止にこだわらない方がいいと思います。規約見た瞬間、士気が下がりました。多くの人の目に触れてこその、まちおこしですからね(コースの写真がないゆえに、記事の面白さ半減!)
来年は12km出たいな~~・・・(戯言)。
簡単に言うと、未舗装の山野を走るスポーツです。
ただ一口にトレイルランニングと言っても、その内容はかなり差があります。
単に草原など舗装していないところを走るものから、テント等を担いで複数日に渡り山岳を走る超級のドMランニングまで、天地ほどの違いが存在するのです。
去った11月。
沖縄で初のトレイルランニング大会が開催されるという話を聞き、「初モノに食いつかないわけにはいかない」という根性から勢いで申し込んだ『第1回国頭村トレイルランニング大会』。
大会規約に、①コース内写真撮影禁止②その他めんどくさいオトナの権利に関わる事項、があったため、今回は肝心の写真がありません。なので、かる~くレポさせていただきます。
2月8日。
那覇から会場の国頭まで車を走らせると、ワイパーが最高速で仕事をするほど土砂降り。マジメにへこみますが・・・
国頭到着時はウソのように雨があがったのです。なんか今年はこのパターンが多いのですが、神様仏様の御加護なのでしょうね。
バスに乗って、山中に移動します。
こちらがトレイルランニングのスタート&ゴール地点。さすが一般のスポーツ大会ほどゴミゴミしておらず、一見人がかなり少なく思えます。多分、大きな大会の見すぎ。
「今日のコースはどろんこ祭りらしいよ!」
群集からまことしやかに聞かれる噂話。テンションが下がるような、上がるような、よく分からない複雑な気分です。
コースの種類と制限時間ですが、19km(4h)、12km(2h)、6km(1h)、トレイルウォーク6km(2h)です。
私と友人Yヒが参加するのは6kmランニング。今の体力ではとても12kmなんてムリです、山中に放り出されてしまうのがオチ。
19km、12kmはこの会場がスタート&ゴールなのですが、6kmは山中からスタートのため、さらにバス移動。スタートをくぐれないこの寂しさよ・・・!
(撮影禁止のため、夏登った沖縄本島最高峰の写真でお送りしております)
参加者全員でカウントダウンし、12時、競技スタート!
自信のない私と友人はほぼ最後尾から出走(しかし、後ほどこの行為を悔やむことになるのである)。
最初200mは舗装路だったが、すぐ林道へ。この林道入り口がクセモノで、1人ずつしか入ることができない。そのため後続は林道突入までかなり時間ロス。もうこの時点でやられた。。
しばらく、2kmほど下りオンリー。ゴール地点との高低差を考えると、後ほど待ち構えるであろう地獄の上り道に眩暈すら覚えそう・・・。
そしてこの2kmの行程は、ヒト1人しか通れない狭い道。前でペースを作っているであろう人がどうにもゆっくりで、後続に道を譲る様子もなく、完全につまってしまいました。抜いていけないもどかしさに内心悶々です。
(撮影禁止のため、草をはむ黒島のヤギの写真でお送りしております)
コース途中、沢を3つほど飛び越え、片足しか置けない斜面を走り抜けます(私は、この斜面はコースにするには問題ありと判断)。
上りに差し掛かった頃、何人か足を止め始めました。ここぞとばかりに先を急ぎます。
しかし・・・せっかくやんばるの大自然を走っているんですが、足元のぬかるみに気をとられて全く視界に入ってきません。あぁ、なんてことだ・・・ヤンバルクイナを見つけて追いかけようと思っていたのに。
(参加制約事項⑩ レース中、ヤンバルクイナを見ても絶対に追いかけません。)
2km強を過ぎると、ふかふかの枯れ草が敷き詰められた農道へ。ここから横幅が広がったので、ばらけるチャンスです。上りが現れるまで走り続けます。
(前略、夏登った沖縄本島最高峰の写真でお送りしております)
6kmには1箇所しか設けられていない貴重なエイドステーションが見えました。水を受け取って、口にはふくまず背中に流し込みます。
この時点でかなり疲弊しているのですが、エイドの上部に掲げられているのは無常にも「残り3.2km」の文字。時計のタイムはこの時点で32分。これから待ち構える上りのオンパレードを考えると、この時点で制限時間内ゴールを諦めざるを得ません、oh・・・。
なお、このエイドで奇声が発せられたのですが、その人物については後述。
エイドを抜けると地獄の上り階段ラッシュ。
「はあ・・・はぁ・・・はぁはぁ・・はぁはぁはぁはぁ。。」
“のぼれども のぼれども わが道楽にならざり ぢっと足元を見る”
思わず啄木をパロってしまうほど厳しいこの現実。
キツイ上り階段を行くのは参拝する時だけでいいと思っているので、なんだか不本意です。常人の脚力では走り続けることは到底不可能。上りと下りのコース配置のバランス、どうにかならんのか・・・。
前方を行く人はまばらで誰も走っておらず、また、誰にも抜かれません。6km参加者全員、大きなダメージを喰らっているようです。
地獄の階段を上りきった先には、「振り返ったら海が見えるよ!」の看板。
(前略、夏登った、以下略)
・・・。
写真では絶景ですが、今日はいつ降ってもおかしくないほどの曇天で、水平線どころか空も海も濁った灰色で混ざり合っています。地獄の中で拾うはずだった小さな飴すらも、拾うことができないのです。しかし、
「わー、ほんとだキレーイ」
耳を疑う言葉が後方から聞こえてきたので思わず振り返ってしまいました。
間違いなく県外からの参加者ですね。彼女は小さな飴を拾うことができたようです。よかったね・・・。
この先、上り階段は早足で歩き、平地と下りはひたすら走る、の戦法でペースを作り、追いついた人には「がんばりましょう!」と声をかけながら横を過ぎ去ります。
残り800mほどになったとき、12kmトップの選手に抜かれました。あぁ・・・。
そんな私もついにゴールが近づき、沿道の方々全てに「ありがとうございます!」と声をかけ、手を振り、ゴール直前は全力疾走。
ゴ~~~~~~~~~~~~~~~~ル。。
タイムは1:08:46、6km女子総合で7位でした。おおっ。制限時間を超えはしたけど、順位は悪くないんじゃない?しかし、最初のスタート位置がもっと前だったら結果はもう少し違ったかもなぁ。。
約5分後、友人Yヒが無事帰ってきました。
「わ~いわ~い、楽しかったね!!」
しばらくゴール地点に張り付いていました。
ウォークの面々が次々にゴール。この後ゴールした6kmランのゼッケンをちらほら見かけたのですが、歩くより走る方が時間かかるって・・・それだけ山道を走るという行為は消耗が激しいってことですねぇ。
この外国人、裸足ですよ!!しかもゴールの瞬間バク転かましたりと、非常にアクロバティックで観衆を歓喜の渦に巻き込んでいました。そして、エイドステーションで奇声を発していたのも、彼。
この男、タダモノではないな・・・。
記念に一緒に写真撮ってもらった^^
他の選手の足元見ると、太ももまで泥だらけの人が多いのですが、私は比較的ダメージ小。歩幅が小さいからかと。
参加者に配布されたクーポン券。出店で500円分の買い物が出来ます。私たちのご指名は、即決まりました。
やまししそば。
これ、猪と豚の掛け合わせで国頭で育てられています。このやましし、ゆいゆい国頭道の駅のレストランで食すことができるので、気になる方は是非行ってみましょう。
味はと言うと、しっかり煮込まれてホロリと崩れる肉質。普通の豚とは明らかに違います、んまい!脂はと言うと、ねとっと少々舌に残る感じ。好みは分かれそうですが、野性味とも言えそうです。
その他、野草の天ぷら、イカ焼き、シイラのからあげを食し、走ったカロリー以上の摂取をしたうえで、帰路に着きました。
帰りのバスのヤンバルクイナが怖かった。
最後に、今回の大会Tシャツを紹介します。
前面。黒地に首回りと右手部分のみがオレンジというアシンメトリーな配色。ヤンバルクイナリスペクトですね。左上にエサを探して走るクイナが配置されて、とてもカワイイ。
後面。クイナを知らない人からすると全くイミフなデザイン。コレ、本体が右向きで、後を振り返っているクイナの姿を現しています。しかも黒目の部分が、国頭の形。その位置と形のおかげで、全体のイメージがおどけた感じになっています。マーベラス!!!
以上、本日のトレランレポでした。
きっと来年も開催されるはずなので、もし主催者側の方がこれを見ていたら、どうか下記の点について考慮していただきたいと思います。
①フィニッシュ後にドリンクが用意されてなくて喘いだので、来年はドリンクを用意してください
②6kmコースのスタート直後がずっと狭いので、先にある程度ばらける広めの道がよいと思います
③開始前送迎バスの数を増やしてください。受付時間に間に合わなくてヒヤヒヤしました
④地域振興を目的としているなら、肖像権、掲載権、コース上での撮影禁止にこだわらない方がいいと思います。規約見た瞬間、士気が下がりました。多くの人の目に触れてこその、まちおこしですからね(コースの写真がないゆえに、記事の面白さ半減!)
来年は12km出たいな~~・・・(戯言)。
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