2014年10月24日
ああ、現代の国防男子! ~2014年 陸自祭 後編~
前編の、続き。

人だかりをかき分けかき分け、戻ってきましたグラウンド。
すでに戦車が布陣を組んで突撃を開始していました。

アナウンス「接近戦ではこうした直接的な攻撃も行います。」
う~ん、以前米兵が中東で兵士だか住民だか相手に暴行している姿がよくテレビで流れてましたね。ちょっと気持ちよくない・・・。
人だかりをかき分けかき分け、戻ってきましたグラウンド。
すでに戦車が布陣を組んで突撃を開始していました。
アナウンス「接近戦ではこうした直接的な攻撃も行います。」
う~ん、以前米兵が中東で兵士だか住民だか相手に暴行している姿がよくテレビで流れてましたね。ちょっと気持ちよくない・・・。
輸送機がやってきて、兵を地上に投下していきます(多分敵役)

観客が大物に気を取られている間に、ソソソと移動する兵(多分敵役)
そしてそのまま建物占拠。
アナウンス「敵兵が立てこもり、激しい銃撃戦が繰り返されています。ただ今より空からの掃討作戦を展開します。」
待ってました!!!
ここからの一部始終は動画でお楽しみ下さい。
任務完了!!
動画ではイマイチ伝わらないんですが、この突撃場面を目にするとあまりの迫力に他のことは一切考えられなくなります。
去年も見たけどカメラを回す余裕が全くなかった。
そして現場から撤退する兵たち。
撤退完了、これにて訓練展示終了!
牧「うわぁぁぁ~~!!!絶対イヤだぁ!!!」
やう「え?結構楽しそうじゃない?」
高所がダメな私は、自衛官にはなれないっ!
というより、苦手を、恐怖を克服した強い精神と強靱な肉体のある人間にしか、自衛官は務まらないでしょう。
ヒョロやわい息子を自衛隊に入隊させたら、半年で別人のごとく見違えて帰ってきたという話を聞いたことがあります。息子を心身ともに鍛え直したいそこのお母様、一度検討されてはいかがでしょうか?
展示終了と共に掃除される窓ガラス。仕事が早いぜ自衛隊。
目玉イベントも終わったので、プラプラ見て回りましょう。
まずは公開されている建物の中へ。
連隊長室。ふっくらした赤い絨毯と、これまた赤い琉球ガラスのネームプレートがゴージャス。
N山「うちの職場もあのネームプレートにしようよ。」
そして連隊長室の入口に掲げられている注意書き。
こんな場所で洒落が分かる人もいたもんだ・・・が、こんな場所だからこそ、これは果たしてシャレかマジか。
朝礼。それは最も大切な主要業務・・・。
お次は自衛官用の売店へ。
なんでもかんでも迷彩色、ミリタリー柄!
リュック、ミニポーチ、インナーウェア、帽子、ノート、エコバッグ、スマホケース、果てはおもちゃまで・・・ありとあらゆるものが迷彩色。
訓練用品とあるので実際に陸自の方が使っているんでしょうけど、こんなものまで実用的に使うのか?と思うものも。特におもちゃやノートなんかは子どもへのお土産にする人もいるでしょう。
かくいう私も去年訪れた際、記念に買ったものがあります。

プールや運動に便利。でも街中では目立つ!お手頃価格の500円也。
中には『陸自の秘密兵器』を模したピンバッジまでありました、それがこちら!
!!!
最終秘密兵器、それは人力也けり。
さて、沖縄の自衛隊にはゆるキャラがいることをご存じでしょうか。
自衛官の勧誘に精を出す、いかにも沖縄らしいこちらのキャラクターです。
その名は、くくる君。ちゃんと設定もあるんです。
『子供の頃に交通事故でけがをして倒れているところを、名護所長に拾われ育てられたヤンバルクイナ。育ててくれた恩返しにと、自衛隊のイベントに広報部鳥として参加。チョコチョコと忙しく走り回っています。』
今日はお祭ということで、生くくる君が売店横でPRに精を出していたので記念撮影。
絵と・・・ちょっと違うような・・・?(特に目が)
いや、ちょっとじゃない。2次元と3次元ではこれだけ違いがあるのです。
ヤンバルクイナとは全く異なる生き物の動作だ、くくる君。
いやだかわいくないっ!
最近のゆるキャラってふなっ○ー意識してるのがちらほらいますよね。直近で見た中では、茨城県非公認キャラクター、納豆の妖精『ねば~る君』が進化系○なっしーテイストでした。
キモカワイいってなんだよ・・・全然かわいくないよぉ。
一路売店を後に、再度グラウンドへ。
輸送機に入ってみよう。
以前、普天間フライトラインでも2種類の輸送機にお邪魔しました。
一つは忘れたけど、もう一つはオスプレイ。
オスプレイは完全輸送特化のおかげで軽量化甚だしく、内装らしきものが一切無く配線むき出しでしたね。
オスプレイ内部。精神衛生上非常によくない!
もう一つの米軍輸送機は簡素なビニールのようなものがかろうじて配線を覆っていたのですが・・・
色は誉められない、それでも心の負担はだいぶ少なそう。
陸自の輸送機は、小さくブロック分けされたたくさんの布をボタン同士でつなぎ止める形になっています。いざという時は全て外して軽量化を図るのか、それとも・・・
Tマ「他の輸送機に再利用するんじゃない?」
ん~、どうだろう・・・国防ってその辺にまで気を使うかなぁ?まぁ間違いなく、エコとかテンパランスという概念はないでしょうね。
上官か。
帰りがけ、ちょっと気になるものを見つけました。
自衛隊限定ドロップス!しかも空陸海そろい踏み!
この缶の形状、もちろんサクマです。こんなものまで作ってるなんて・・・収入源というよりは、やっぱ広報目的か?
「今週のおきなわバカ(仮)読者プレゼントはこちらです!」
一回でいいからこんなのやってみたい。
写真まで撮って、返すワケにいかないのでそのまま購入しました。
自衛隊限定サクマ缶、400円也。
普通に考えるといいお値段、しかしネタだと思えば安くついたと納得できる不思議。
知ってる方もいるでしょうけど、陸自祭には他にも目玉がありまして。
去年の写真。
装甲車に試乗したり、
多分、アレなんだよ。
ヘリに試乗したり!!
ええ、実はヘリの試乗が陸自祭の一番の目玉です。
しかしヘリ試乗は抽選法式。私も去年は抽選会に並んだんですけど、8時半に並び始めて抽選ボックスに手を突っ込んだのが10時半。2時間待ち。
しかも当たりは1/5という鬼も泣き出す確率だったため、全ては徒労にに終わったのです。
これは非効率的すぎる、もっと他の展示を見ておけばよかった!
悔しさいっぱいで終えた去年の陸自祭を教訓に、今年はヘリの体験搭乗には目もくれず、見ることだけに集中しました。多分、これが正解だ。
さて、休みも明けて月曜日。
仕事の休憩がてらN山とさっそく陸自祭の思い出話をしていたのですが、お互いに思ったことは同じでした。
『あの訓練が、実践にならないことを願うのみだね。』
海自の制服でコスプレ記念撮影!
先の大戦が終結して約70年。
日本はその間『ボケ』てしまうほどの平和を享受してきましたが、近年急激に世界情勢は焦臭くなってきています。
ウクライナ情勢やイスラム国はもちろんですが、沖縄にとって今一番の脅威は、海向かいの眠れる獅子。経済力をつけた隣国が、国土拡大の一環として海洋進出を狙うのであれば、まず邪魔なのは沖縄の存在です。
宮古島沖で巨大なサンゴ船が漁場を荒らしているという報道はご存じでしょうが、乗船しているのは全てが漁民ではありません。装備品からすると、一部は確実にプロの戦闘員。彼らは確実に沖縄の海を虎視眈々と狙っているのです。
内心、いつか沖縄がまた戦場になるのではという思いは、あります。
危惧している知人が多いのも、事実です。
当然、現実にはなってほしくないけど、でもそうなってしまったら??
やはり、普段は自衛隊含め軍関係に反対している人たちも、受け入れる方向に傾くのでしょうか。
これまでの自衛隊はよかったけど、これからはどうだろう。
これから先、国防男子に対する注目と関心、畏敬の念は益々高まっていくことでしょう。
ま、個人的にはそうなる前に『大国は内部崩壊して国土が1/2~1/4になる』に1票投じますけどね!
Posted by 牧 at 12:00│Comments(0)
│バカ・ジアザー
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