2014年10月21日
ああ、現代の国防男子! ~2014年 陸自祭 前編~
読者のみなさん、こんにちは。
前回の記事を読んで、不快な思いをした方がいたら本当にすみません。
N山「牧さん。『文は人なり』という言葉があるでしょ。体調の悪い時には書くのを控えなさい。」
ええ。友人N山の言う通り。
まさか体調の悪い時の私がツッコミや毒舌を通り越して、あんなに邪悪だとは夢にも思いませんでした。

その時、私の中の何かが牙を剥いたッ!
これから襟を正してまた頑張っていきたいと思いますので、どうかよろしくお願いしますm(_ _*)m
前回の記事を読んで、不快な思いをした方がいたら本当にすみません。
N山「牧さん。『文は人なり』という言葉があるでしょ。体調の悪い時には書くのを控えなさい。」
ええ。友人N山の言う通り。
まさか体調の悪い時の私がツッコミや毒舌を通り越して、あんなに邪悪だとは夢にも思いませんでした。

その時、私の中の何かが牙を剥いたッ!
これから襟を正してまた頑張っていきたいと思いますので、どうかよろしくお願いしますm(_ _*)m
沖縄の寒さ絶頂だった去る2月。
テレビをつけると某巨大お見合い番組も終わりかけ、めでたくカップル誕生と相成りましたの喜ばしいシーン。
番組の最後は次のお見合い先情報。そこに映し出されたのは・・・
『次は那覇自衛隊のみなさんです!』
なんと、沖縄だ!!
いやいや、驚きどころはそこじゃない。お堅くこういった部類とは最も縁遠いイメージのある自衛隊が、お見合い番組に出ることが許されるんだ。これGOした上官もすごいな・・・。それだけ自衛官は深刻な配偶者不足を抱えているのかもしれません。

しかしまさかのこの番組・・・。
番組のエンドロールが終わったか終わらないかのタイミングで、一通のメールが届きました。
やう『ねぇねぇ、沖縄の自衛隊でお見合いあるらしいよ、うふふ♪』
・・・これはある種の圧力でしょうか。
さらし者になるのはイヤなので、当然エントリーはしませんでしたが、興味津々で那覇自衛隊の回は見させていただきました。
放映から約3か月後。
色々あって、航空自衛隊の方たちと合コンする機会がありました。好機とばかりに那覇自衛隊のアレコレ事情について話を聞いてみると・・・
・自衛官は現地採用現地雇用ではないので、100%転勤する
・独身者は基地内の宿舎だが、結婚すれば基地外に住むことが認められる(厳しい!!)
・例のお見合い番組に出演したのは陸海空の精鋭各10人で、ある種エリート
・女性自衛官もいるが、絶対外部の普通の女性がいい
・妥協して女自衛官と付き合ってるヤツは落ちこぼれ(ひどい!!)

なお、戦闘系ムキムキ女子のことを、ある界隈ではメスゴリラと呼ぶらしい。
以前海自の方と話をしたところ、彼女ができても航海が長すぎて別れやすいのが悩みだとため息交じりに話してくれたことがありました。(その分(?)、港の風俗事情は詳しいらしい)
総じて、自衛官の恋愛事情はなかなか厳しいようです・・・。
個人的にはカッコイイと思いますけどね。スッキリ引き締まって、キリリと礼儀正しい国防男子。
以前見た陸海空三部隊の一糸乱れぬ美しいエイサーは、女性にとっては眼福でございました。
自衛隊のイベントに行けば、凜々しい国防男子に会える、拝める!!
ということで、10月19日の陸自祭に足を運ぶこととなったのです。

やってきました陸上自衛隊那覇駐屯地。横断幕の使い回しがいい感じ。
陸自祭の正式名称は、『第15旅団創隊5周年 那覇駐屯地創立42周年記念行事 陸自祭』。
沖縄関連の部隊が再編制され第15旅団となって5周年、沖縄に駐屯地が誕生して42周年というわけですが。
名称、なっっっがいわ。。

42年間での通算実績。
つまり、年間当たり204人の救急搬送を行い、828発の不発弾を処理しているということですね。 人口の増加に伴い、救急搬送は増加、各地の開発により不発弾処理数は減少傾向かもしれません。

到着した10時過ぎにはオープニングセレモニーが始まってました。
海自と空自の制服は白くて清潔さがあって好きなんですが、陸自はもっさりしているので制服を着られる機会があっても選択したことがありません。
Z子「牧さん、陸自の制服似合いそうだね!」
えぇぇ、どういうこと!?私メスゴリラ系?全然嬉しくないよぉ・・・。

お客が斜面の芝生に鈴なり。
この日は台風19号で延期になった那覇大綱引き祭りも開催されていたのですが、メインイベントの時間帯が別だったせいか、陸自祭大盛況。
私も友達と総勢6名での観覧でした。
仲井眞さんや国会議員の面白くない祝辞の後、見応えのある観閲行進へ。
N山「観閲行進というのは、軍事力を誇示するためのものだよ。」
歩く事典のような男、N山が時おり解説を挟んでくれます。(前回ホテルで読んだ夜這い本を貸してくれたのも彼)


部隊毎に別れての行進。
行進部隊の中には『不発弾処理部隊』がありました。他県にも多少あるとはいえ、沖縄独特の部隊と言えそうです。
一般的に自衛隊の活動でイメージされるのは災害派遣等だと思うんですが、沖縄では不発弾処理が一番ピンとくるでしょう。異動で沖縄にきたら、ひと味違った実践を味わえるわけですね・・・。
なお、不発弾処理も部類は災害派遣に相当するそうですよ。
そして、ヘリの観覧飛行も!!
子どもの歓声よ。興奮するなって方がムリな話だ。

・・・・。なんだこの格差。
N山「牧さん、今アレをネタにしようと思ったでしょ。」
ギックゥゥ!!
今回一緒に来た5人の友達は全員バカ(仮)読者です。私のこと、視点をよくわかっています。

部隊の行進が終わったので、メインイベントまでの時間を潰しに移動。
隊員食堂で隊員の芸術品展示をしていたので、見にいきますか。

糧食班長なんてあるんだ。しかも副は日直って(笑)
こちらは一般隊員用の食堂。幹部食堂は別なんです。
階級社会と分かっちゃいるものの、食事する場所までも差別化されてるんですねぇ・・・。

ゑ?
突然のキルト作品。
男性自衛官がパッチワークしてる姿を想像したんですが、そうではなく自衛官の妻のものらしい。名前見なかったら勘違いしたままだっただろうなぁ。

自衛官の進む道は、イバラの道なのか。

一同「??」
これ、自衛官の小学4年生の娘さんの作品。説明を読むと、
『那覇祭りを楽しみにしていたのに、台風19号来襲でなくなってしまった行き場のない思いをぶつけてみました』
とのこと。どれだけ祭(屋台)が楽しみだったんだ。

見た当日は全員そろって「www」だったんですが、よく考えてみると『命』という漢字を題材にするところが自衛隊の本懐らしくてイイと思うんです。
そしてこの基地に書道部があることが判明。渋いぜ陸上自衛隊。
もちろん達筆な書や剥製等、真面目で素晴らしい作品もあったんですが、取り立てて面白みはないので割愛!
外の展示を見て回りましょう。

やはり沖縄らしい展示がありますね。不発弾処理関係。

信管が抜かれて処理が終わったものではありますが、子供がチンチンと叩いているのを見るとあまりいい気分はしません。先日豊見城の資料館で手に取った、銃弾の破片の感触が生々しく蘇ってきます。

金属探知機による銃弾発見体験。
男の子はこういうの大好きですよね~!
しかも担当している自衛官がとても子供が好きな様子で、見ているこちらも思わず笑顔。探しているのはぶっとい銃弾なのに。

牧「あっ!防護服!!」
見るからに重そう!こんなんで作業できるなんて信じられない!
そして奥には、試着用防護服・・・。
一同「牧さんホラ、ネタだよ!行ってこい!!」
ええ、やはりみな私のことをよく分かっています。いい友達を持ったもんだ。

自衛官「この防護服は29kgあります。」
言葉少なにテキパキと重量物を取り付ける隊員。
・・・ぐえぇっ。
分かった、もうこれ着たら身動きとれないわ。作業どころの話ではない。。
しかも肩幅の関係で一度ずり落ちてしまいました。
でかい!男性というより、ムキムキ自衛官サイズ!

自衛官「ヘルメットは5kgですよ。」
牧「(もう脱ぎたい・・・)」

完 全 装 着 !!
ヘルメットが埋まった。。
あかん、これ前見えんわ。言葉もない。。
いや、客観的に見たらモビルスーツか何かみたいだ。
陸自の方は実際これ着用して演習も作業もしてるんですよね・・・本当にお疲れさまです・・・。

N山が涼しい顔してるのにイラっ。女という生き物はなんて非力なんだ!!
"バババババババババババババババババ!!!!!"
N山が防護服を着終わる頃、メイン会場から激しい銃声が。
牧「しまった!メインイベント始まってた!!」
オーバーサーティーズ6人そろって、先ほど観覧行進を見たグランドに向かって猛ダッシュ。
だってこれを見るためにみんなに声かけたんだもん、逃してたまるか!!
いざやむかへや かれらのもとに
後編に、続く。
テレビをつけると某巨大お見合い番組も終わりかけ、めでたくカップル誕生と相成りましたの喜ばしいシーン。
番組の最後は次のお見合い先情報。そこに映し出されたのは・・・
『次は那覇自衛隊のみなさんです!』
なんと、沖縄だ!!
いやいや、驚きどころはそこじゃない。お堅くこういった部類とは最も縁遠いイメージのある自衛隊が、お見合い番組に出ることが許されるんだ。これGOした上官もすごいな・・・。それだけ自衛官は深刻な配偶者不足を抱えているのかもしれません。

しかしまさかのこの番組・・・。
番組のエンドロールが終わったか終わらないかのタイミングで、一通のメールが届きました。
やう『ねぇねぇ、沖縄の自衛隊でお見合いあるらしいよ、うふふ♪』
・・・これはある種の圧力でしょうか。
さらし者になるのはイヤなので、当然エントリーはしませんでしたが、興味津々で那覇自衛隊の回は見させていただきました。
放映から約3か月後。
色々あって、航空自衛隊の方たちと合コンする機会がありました。好機とばかりに那覇自衛隊のアレコレ事情について話を聞いてみると・・・
・自衛官は現地採用現地雇用ではないので、100%転勤する
・独身者は基地内の宿舎だが、結婚すれば基地外に住むことが認められる(厳しい!!)
・例のお見合い番組に出演したのは陸海空の精鋭各10人で、ある種エリート
・女性自衛官もいるが、絶対外部の普通の女性がいい
・妥協して女自衛官と付き合ってるヤツは落ちこぼれ(ひどい!!)

なお、戦闘系ムキムキ女子のことを、ある界隈ではメスゴリラと呼ぶらしい。
以前海自の方と話をしたところ、彼女ができても航海が長すぎて別れやすいのが悩みだとため息交じりに話してくれたことがありました。(その分(?)、港の風俗事情は詳しいらしい)
総じて、自衛官の恋愛事情はなかなか厳しいようです・・・。
個人的にはカッコイイと思いますけどね。スッキリ引き締まって、キリリと礼儀正しい国防男子。
以前見た陸海空三部隊の一糸乱れぬ美しいエイサーは、女性にとっては眼福でございました。
自衛隊のイベントに行けば、凜々しい国防男子に会える、拝める!!
ということで、10月19日の陸自祭に足を運ぶこととなったのです。
やってきました陸上自衛隊那覇駐屯地。横断幕の使い回しがいい感じ。
陸自祭の正式名称は、『第15旅団創隊5周年 那覇駐屯地創立42周年記念行事 陸自祭』。
沖縄関連の部隊が再編制され第15旅団となって5周年、沖縄に駐屯地が誕生して42周年というわけですが。
名称、なっっっがいわ。。
42年間での通算実績。
つまり、年間当たり204人の救急搬送を行い、828発の不発弾を処理しているということですね。 人口の増加に伴い、救急搬送は増加、各地の開発により不発弾処理数は減少傾向かもしれません。
到着した10時過ぎにはオープニングセレモニーが始まってました。
海自と空自の制服は白くて清潔さがあって好きなんですが、陸自はもっさりしているので制服を着られる機会があっても選択したことがありません。
Z子「牧さん、陸自の制服似合いそうだね!」
えぇぇ、どういうこと!?私メスゴリラ系?全然嬉しくないよぉ・・・。
お客が斜面の芝生に鈴なり。
この日は台風19号で延期になった那覇大綱引き祭りも開催されていたのですが、メインイベントの時間帯が別だったせいか、陸自祭大盛況。
私も友達と総勢6名での観覧でした。
仲井眞さんや国会議員の面白くない祝辞の後、見応えのある観閲行進へ。
N山「観閲行進というのは、軍事力を誇示するためのものだよ。」
歩く事典のような男、N山が時おり解説を挟んでくれます。(前回ホテルで読んだ夜這い本を貸してくれたのも彼)
部隊毎に別れての行進。
行進部隊の中には『不発弾処理部隊』がありました。他県にも多少あるとはいえ、沖縄独特の部隊と言えそうです。
一般的に自衛隊の活動でイメージされるのは災害派遣等だと思うんですが、沖縄では不発弾処理が一番ピンとくるでしょう。異動で沖縄にきたら、ひと味違った実践を味わえるわけですね・・・。
なお、不発弾処理も部類は災害派遣に相当するそうですよ。
そして、ヘリの観覧飛行も!!
子どもの歓声よ。興奮するなって方がムリな話だ。

・・・・。なんだこの格差。
N山「牧さん、今アレをネタにしようと思ったでしょ。」
ギックゥゥ!!
今回一緒に来た5人の友達は全員バカ(仮)読者です。私のこと、視点をよくわかっています。
部隊の行進が終わったので、メインイベントまでの時間を潰しに移動。
隊員食堂で隊員の芸術品展示をしていたので、見にいきますか。
糧食班長なんてあるんだ。しかも副は日直って(笑)
こちらは一般隊員用の食堂。幹部食堂は別なんです。
階級社会と分かっちゃいるものの、食事する場所までも差別化されてるんですねぇ・・・。
ゑ?
突然のキルト作品。
男性自衛官がパッチワークしてる姿を想像したんですが、そうではなく自衛官の妻のものらしい。名前見なかったら勘違いしたままだっただろうなぁ。
自衛官の進む道は、イバラの道なのか。
一同「??」
これ、自衛官の小学4年生の娘さんの作品。説明を読むと、
『那覇祭りを楽しみにしていたのに、台風19号来襲でなくなってしまった行き場のない思いをぶつけてみました』
とのこと。どれだけ祭(屋台)が楽しみだったんだ。
見た当日は全員そろって「www」だったんですが、よく考えてみると『命』という漢字を題材にするところが自衛隊の本懐らしくてイイと思うんです。
そしてこの基地に書道部があることが判明。渋いぜ陸上自衛隊。
もちろん達筆な書や剥製等、真面目で素晴らしい作品もあったんですが、取り立てて面白みはないので割愛!
外の展示を見て回りましょう。
やはり沖縄らしい展示がありますね。不発弾処理関係。
信管が抜かれて処理が終わったものではありますが、子供がチンチンと叩いているのを見るとあまりいい気分はしません。先日豊見城の資料館で手に取った、銃弾の破片の感触が生々しく蘇ってきます。
金属探知機による銃弾発見体験。
男の子はこういうの大好きですよね~!
しかも担当している自衛官がとても子供が好きな様子で、見ているこちらも思わず笑顔。探しているのはぶっとい銃弾なのに。
牧「あっ!防護服!!」
見るからに重そう!こんなんで作業できるなんて信じられない!
そして奥には、試着用防護服・・・。
一同「牧さんホラ、ネタだよ!行ってこい!!」
ええ、やはりみな私のことをよく分かっています。いい友達を持ったもんだ。
自衛官「この防護服は29kgあります。」
言葉少なにテキパキと重量物を取り付ける隊員。
・・・ぐえぇっ。
分かった、もうこれ着たら身動きとれないわ。作業どころの話ではない。。
しかも肩幅の関係で一度ずり落ちてしまいました。
でかい!男性というより、ムキムキ自衛官サイズ!
自衛官「ヘルメットは5kgですよ。」
牧「(もう脱ぎたい・・・)」
完 全 装 着 !!
ヘルメットが埋まった。。
あかん、これ前見えんわ。言葉もない。。
いや、客観的に見たらモビルスーツか何かみたいだ。
陸自の方は実際これ着用して演習も作業もしてるんですよね・・・本当にお疲れさまです・・・。
N山が涼しい顔してるのにイラっ。女という生き物はなんて非力なんだ!!
"バババババババババババババババババ!!!!!"
N山が防護服を着終わる頃、メイン会場から激しい銃声が。
牧「しまった!メインイベント始まってた!!」
オーバーサーティーズ6人そろって、先ほど観覧行進を見たグランドに向かって猛ダッシュ。
だってこれを見るためにみんなに声かけたんだもん、逃してたまるか!!
いざやむかへや かれらのもとに
後編に、続く。
タグ :陸上自衛隊
Posted by 牧 at 19:34│Comments(0)
│バカ・ジアザー
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