2016年08月24日
暑い夏のオススメ、それは博物館。 宜野湾市立博物館 ~前編~
中学2年生の時、「将来社長秘書になって社長とエロい関係になっていそう」ランキング一位に輝いた牧です、読者のみなさんこんにちは。
子どもの時に思い描いた(描かれた)未来って基本的に当たりませんよね。
子どもの時に思い描いた(描かれた)未来って基本的に当たりませんよね。
東~北日本の天気がイマイチすぐれないどころか水害等が発生している反面、西日本以西は本当に暑い夏でした。
もとい、沖縄の本格的な夏はあと1か月は続くのですけれども。
とはいえ。
職場は冷房がキンキンにきいているので、デスクにかじりついてエコノミー症候群になりそうなほど動かない私にはちょっとした冷蔵庫。ゆえに毎日暖かいロングカーディガンが手放せず冷え冷えな毎日を過ごしております。
一日のほとんどをエアコンの下で過ごす以外にあまり今年の夏を感じる機会がないのですが、概ね自宅警備員と化している我が家の母曰く、「今年の夏は暑い・・・」とのこと。
沖縄住みのみなさん、今年はやっぱり暑いんでしょうか?
暑い夏の過ごし方の筆頭といえば、やはり海。
しかし(年も年なので)バディとして一緒に行ける人があまりいないため、海にはほぼ行けず。ここで休日をどう過ごそうか頭を巡らしてみましょう。

かみ「何が 目的かな」
体力を つけたい
→知識が ほしい
かみ「どちらが 好みかな」
太陽の下
→快適な室内
かみ「予算は どうする」
→1,000円以内で たのむ
多少かけてもいい
かみ「ふむ・・・わかった。インドア派な貧乏人には 地域の博物館や美術館を 勧めよう」
沖縄出身の読者のみなさん・・・。きっとあなた方には分からない感覚なのでしょうけれども・・・。

市町村ごとに立派な博物館や美術館があるって、すんごいことですよ!?
沖縄は本当にすごい!これまで少しだけ市町村の博物館を紹介してきましたが(豊見城市、うるま市)、それ以外に実際足を運んだことのあるのは、八重瀬町、那覇市、名護市、浦添市(美術館)で、どこの展示もその土地々々の歴史や発掘に焦点が当てられ、どれも見応え十分なのです。
しかも那覇や浦添のように頻繁に企画展をしているところ以外は実に人が少なく、心置きなくゆっくりと展示を堪能することができるという・・・全く、考古や歴史、文化好きにはたまらないんですよね~。
そんなわけで、先日はまだ足を運んだことのない博物館の中から、宜野湾市立博物館に狙いを定めて行ってまいりました。
今回は(前回の反動で)全体的に文章少なめです。

こちらが今回のターゲット、宜野湾市立博物館。場所が「心霊スポット」、「ユタの修行場」で有名な森川公園の麓にあり、ムダに緊張してしまうのですが、普通の人はそんな心配はご無用。

入って右手には、薄い大きなのれんのようなものがきらきらと夏の光を受けています。
これは・・・松の並木??宜野湾にこんな場所あったっけ??(のちほど理由を知り、胸がきゅぅんとするのですが)

展示が全体的に撮影禁止のため大丈夫そうな獅子だけ撮ってきたのですが、現在企画展「ムラを守る神々」が開催中です。
宜野湾市内の御嶽、拝所、魔除け、祭祀等を各字ごとに写真と地図を使って紹介しているのですが、まぁこれが細かい。最初こそ食い入るように見つめていたのですが、集中力が途切れるともう写真しか追えなくなります。ただ、獅子舞の映像があるのでそれはじっくり見させていただきました、子どもの棒術では完全に舟漕いでましたけど。

これは珍品、限りなくライオンのようなシーサー。見たい方は9/4までに博物館へ!
それでは博物館の常設展示に足を踏み入れてみましょう。

!
一瞬、なぜ宜野湾に港川人!?と思うような沖縄のご先祖様の胸像に迎えられ一瞬たじろぎましたが・・・よく見てみると、宜野湾でも発掘調査で古いヒトの化石、その名も大山洞人が出土しているそうです。

宜野湾市民のご先祖様?のアップ
港川人はつい3年ほど前に顔の再構築が行われた結果、以前の想定とはだいぶ異なる顔になったそうです。なんというか、比較的薄かったのが濃ゆくなったというか。きっとこの大山洞人も、今再構築されたら一重が二重に、ホリは深く刻まれることになるんでしょう。

ご先祖様ゾーンをすぎれば、そこは一円の展示空間。
うん、結構キレイ。こう、名護博物館のような埃っぽい博物館もあれば、比較的新しい居心地のよい博物館もある・・・しかし意外と冷えてないという事実。男性なら100%「暑い」コールですね。
それでは、時間を追いながら展示を見ていきましょう。

大山洞人が発見された洞穴のレプリカが。洞窟内から外を見ているような仕掛けになってます。
洞窟の入口って色々安定してて昔の人は住みやすかったんだろうという憶測がセオリーですが、沖縄は安定的に蚊がいるんですよね。ケイブカフェ行ってみ?
昔の人はエラかったなぁ・・・。

イノシシ?の発掘現場をそのまま固めて移設
うず・・・うず・・うず・・・・・・・掘りたくなるじゃないか・・・・

トゥラー??
方言で犬は「イン」だし、トゥラーって何ぞ?と思いネットで調べたところ、虎毛の琉球犬をトゥラーというらしい。これじゃ分からん!
説明ではアイヌ犬によく似た特徴があるとのことで、人だけじゃなく犬まで似てるのか!と新たな発見に驚き。アイヌも琉球民族も祖先は同じで、きっと同じ犬を連れて大陸から渡ってきたんだろうなぁ。あぁ、ロマン。。

なぜかここだけ毛色の異なるポップが・・・そんなカメじゃ水は汲めんだろーが

お触りポイントもありますよ!
せっかくなら、骨触らせて。イノシシやキョンなんか大量に出土してるんだからさ~。ちょっとくらいサービス・プリ~ズ

昔の人の中には、こうして土器を被せられて埋葬された人もいたらしい。
でもこれこうして見てると・・・

ほとんど軍隊のヘルメットですね

こんな感じでよくある土器の展示スペースが一定あるのですが、ここはちょっと特徴的な面白いものがあります。

現代の道具と昔の道具を対比。各々の時代に対応する道具のピースをはめ込むというちょっとしたゲーム。対象パーツは7個、制限時間は30秒。
・・・こんな子どもだましなゲームww 30秒も必要ないわ、15秒でやってやるよ^^
と、自信満々で挑んでみましたのでその様子をご覧ください。
最後から2つ目をミスって撮影どころではなくなっておる
最後の最後の仕掛けにビビってカメラがブレました(笑 これ最初見たら絶対びっくりするってば。

こちら、少しだけ難易度がアップ
写っているピースは最初からはめ込まれており、残りのピースを埋めていくだけなのでこちらも簡単。小学校中学年以上向け。これは余裕でしたよ、余裕!

そして更に飛び級的に・・・
これは・・・・結構難易度高いんじゃないかしら。。
一瞬、友達がお土産にくれた、宇宙飛行士養成用の真っ白パズル思い出しました。

常人には発狂モノなんだよ!
もし読者の方で宜野湾市立博物館に訪れることがあれば、是非この大山式土器パズルでタイムトライアルに挑んでみてください。3分以内に仕上がれば超人認定いたします、私が。
今回は、ゆる~く進みます。
後編に、続く。
もとい、沖縄の本格的な夏はあと1か月は続くのですけれども。
とはいえ。
職場は冷房がキンキンにきいているので、デスクにかじりついてエコノミー症候群になりそうなほど動かない私にはちょっとした冷蔵庫。ゆえに毎日暖かいロングカーディガンが手放せず冷え冷えな毎日を過ごしております。
一日のほとんどをエアコンの下で過ごす以外にあまり今年の夏を感じる機会がないのですが、概ね自宅警備員と化している我が家の母曰く、「今年の夏は暑い・・・」とのこと。
沖縄住みのみなさん、今年はやっぱり暑いんでしょうか?
暑い夏の過ごし方の筆頭といえば、やはり海。
しかし(年も年なので)バディとして一緒に行ける人があまりいないため、海にはほぼ行けず。ここで休日をどう過ごそうか頭を巡らしてみましょう。

かみ「何が 目的かな」
体力を つけたい
→知識が ほしい
かみ「どちらが 好みかな」
太陽の下
→快適な室内
かみ「予算は どうする」
→1,000円以内で たのむ
多少かけてもいい
かみ「ふむ・・・わかった。インドア派な貧乏人には 地域の博物館や美術館を 勧めよう」
沖縄出身の読者のみなさん・・・。きっとあなた方には分からない感覚なのでしょうけれども・・・。

市町村ごとに立派な博物館や美術館があるって、すんごいことですよ!?
沖縄は本当にすごい!これまで少しだけ市町村の博物館を紹介してきましたが(豊見城市、うるま市)、それ以外に実際足を運んだことのあるのは、八重瀬町、那覇市、名護市、浦添市(美術館)で、どこの展示もその土地々々の歴史や発掘に焦点が当てられ、どれも見応え十分なのです。
しかも那覇や浦添のように頻繁に企画展をしているところ以外は実に人が少なく、心置きなくゆっくりと展示を堪能することができるという・・・全く、考古や歴史、文化好きにはたまらないんですよね~。
そんなわけで、先日はまだ足を運んだことのない博物館の中から、宜野湾市立博物館に狙いを定めて行ってまいりました。
今回は(前回の反動で)全体的に文章少なめです。

こちらが今回のターゲット、宜野湾市立博物館。場所が「心霊スポット」、「ユタの修行場」で有名な森川公園の麓にあり、ムダに緊張してしまうのですが、普通の人はそんな心配はご無用。

入って右手には、薄い大きなのれんのようなものがきらきらと夏の光を受けています。
これは・・・松の並木??宜野湾にこんな場所あったっけ??(のちほど理由を知り、胸がきゅぅんとするのですが)

展示が全体的に撮影禁止のため大丈夫そうな獅子だけ撮ってきたのですが、現在企画展「ムラを守る神々」が開催中です。
宜野湾市内の御嶽、拝所、魔除け、祭祀等を各字ごとに写真と地図を使って紹介しているのですが、まぁこれが細かい。最初こそ食い入るように見つめていたのですが、集中力が途切れるともう写真しか追えなくなります。ただ、獅子舞の映像があるのでそれはじっくり見させていただきました、子どもの棒術では完全に舟漕いでましたけど。

これは珍品、限りなくライオンのようなシーサー。見たい方は9/4までに博物館へ!
それでは博物館の常設展示に足を踏み入れてみましょう。

!
一瞬、なぜ宜野湾に港川人!?と思うような沖縄のご先祖様の胸像に迎えられ一瞬たじろぎましたが・・・よく見てみると、宜野湾でも発掘調査で古いヒトの化石、その名も大山洞人が出土しているそうです。

宜野湾市民のご先祖様?のアップ
港川人はつい3年ほど前に顔の再構築が行われた結果、以前の想定とはだいぶ異なる顔になったそうです。なんというか、比較的薄かったのが濃ゆくなったというか。きっとこの大山洞人も、今再構築されたら一重が二重に、ホリは深く刻まれることになるんでしょう。

ご先祖様ゾーンをすぎれば、そこは一円の展示空間。
うん、結構キレイ。こう、名護博物館のような埃っぽい博物館もあれば、比較的新しい居心地のよい博物館もある・・・しかし意外と冷えてないという事実。男性なら100%「暑い」コールですね。
それでは、時間を追いながら展示を見ていきましょう。

大山洞人が発見された洞穴のレプリカが。洞窟内から外を見ているような仕掛けになってます。
洞窟の入口って色々安定してて昔の人は住みやすかったんだろうという憶測がセオリーですが、沖縄は安定的に蚊がいるんですよね。ケイブカフェ行ってみ?
昔の人はエラかったなぁ・・・。

イノシシ?の発掘現場をそのまま固めて移設
うず・・・うず・・うず・・・・・・・掘りたくなるじゃないか・・・・

トゥラー??
方言で犬は「イン」だし、トゥラーって何ぞ?と思いネットで調べたところ、虎毛の琉球犬をトゥラーというらしい。これじゃ分からん!
説明ではアイヌ犬によく似た特徴があるとのことで、人だけじゃなく犬まで似てるのか!と新たな発見に驚き。アイヌも琉球民族も祖先は同じで、きっと同じ犬を連れて大陸から渡ってきたんだろうなぁ。あぁ、ロマン。。

なぜかここだけ毛色の異なるポップが・・・そんなカメじゃ水は汲めんだろーが

お触りポイントもありますよ!
せっかくなら、骨触らせて。イノシシやキョンなんか大量に出土してるんだからさ~。ちょっとくらいサービス・プリ~ズ


昔の人の中には、こうして土器を被せられて埋葬された人もいたらしい。
でもこれこうして見てると・・・

ほとんど軍隊のヘルメットですね

こんな感じでよくある土器の展示スペースが一定あるのですが、ここはちょっと特徴的な面白いものがあります。

現代の道具と昔の道具を対比。各々の時代に対応する道具のピースをはめ込むというちょっとしたゲーム。対象パーツは7個、制限時間は30秒。
・・・こんな子どもだましなゲームww 30秒も必要ないわ、15秒でやってやるよ^^
と、自信満々で挑んでみましたのでその様子をご覧ください。
最後から2つ目をミスって撮影どころではなくなっておる
最後の最後の仕掛けにビビってカメラがブレました(笑 これ最初見たら絶対びっくりするってば。

こちら、少しだけ難易度がアップ
写っているピースは最初からはめ込まれており、残りのピースを埋めていくだけなのでこちらも簡単。小学校中学年以上向け。これは余裕でしたよ、余裕!

そして更に飛び級的に・・・
これは・・・・結構難易度高いんじゃないかしら。。
一瞬、友達がお土産にくれた、宇宙飛行士養成用の真っ白パズル思い出しました。

常人には発狂モノなんだよ!
もし読者の方で宜野湾市立博物館に訪れることがあれば、是非この大山式土器パズルでタイムトライアルに挑んでみてください。3分以内に仕上がれば超人認定いたします、私が。
今回は、ゆる~く進みます。
後編に、続く。
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