2014年12月22日
【人体実験】沖縄の水で変化する髪の毛に驚きが隠せない
読者のみなさん、こんにちは。
先日友人の披露宴に出席したんですが。
先日友人の披露宴に出席したんですが。
一風変わったデザートが突如、目の前に出現しました。新食感ですがそれなりに美味でございました。
結婚おめでとう友達、幸せになってね。私はまだまだ、余興映像作る側が気楽でイイみたいです。
今回は、以前宣言した日本各地を回って作成した記事です。
ことあるごとに「○○へ行ってきました」という文言があったと思いますが、それは全て今回の記事への布石だったのです・・・。
というほどの大げさなものでは断じてありませんっ。
単に振られたネタを実行してきただけですが、恐らく沖縄内にいるだけでは作り得なかった記事なので、普段と違った味わいで楽しんでいただければと思います。
DEEにも掲載していただきましたが、こちらは写真を少し追加した内容になっています。
その話は、月に1回の編集会議で突如降って湧いて出た。
ぎすっち「内地と沖縄の水がなんか違うみたいで、こっちにきて肌が荒れたって友人がいるんですよね」
牧「そういえば、私は沖縄にきて髪の毛が変質したんです。男性陣は何か変化感じないですか?」
男達「いや、全く。。」
牧「(男ってこのテのこと鈍感だよなぁ。)もっと言うと、私の場合は1回の洗髪で違いが出ますよ。沖縄の水だと、髪の毛がうねるうねる。」
やんばるたろう「牧さん、それ次のネタになるんじゃないですか?いや、しましょうよ。」
牧「じゃあ、コネタにはなるかな・・・。」
やんばるたろう「いや、これは特集記事でいきましょう!」
牧「(うわ~、大変なことになったぞ)」
ここでタイミングがよかったのか悪かったのか、10月から11月にかけて出張で日本中を飛び回る予定があったので、特集記事にするくらいの検証は可能だったのです。
もうこれは行った先々で、毎度写真を撮らないといけないなぁ・・・。
というわけで今回は、日本各地の水と沖縄の水で髪を洗い、質感や見た目にどれだけ違いが出るのか検証していきたいと思います。
と、実験を始める前に、まずは私の髪質を紹介しておきます。
髪質:硬くて太い天然パーマ。傷みやすい。湿度が高いと爆発する
毛量:かなり多いので、普段は相当量すいてる。ハゲの心配ゼロ
備考:セミロングで、アゴから下はかなり傷んでいる
次に、水以外の条件を同じにするため、今回は行った先全てで使うもの、髪へのアプローチ等を統一します。
使用するシャンプー&リンスは、爆発系剛毛御用達のネットリ重い系。今はパン○ーンを愛用中。
シャンプー後はビュー○ィーラボの洗い流さないトリートメントを2プッシュ、朝はツバキオイルで軽く整えるのみ。
洗髪後のドライヤーは生乾き状態でストップです。完全には乾かしません。これ以上髪の毛痛めたくないからね!
それではこれらを持って、全国津々浦々の検証実験開始!!
■まずは東北から■
紅葉の美しい季節にバッティング。
最初にやってきたのは福島県。裏磐梯周辺はちょうど紅葉が見ごろで、沖縄では決して見られない秋の醍醐味を大満喫してきました。
美しい裏磐梯とは言っても、今回の本題は別。さっそく実験の手順とともに髪の毛の様子を追っていきましょう。
写真を撮り損ねたので公式HPより拝借。
この日は猪苗代にあるホテルリステル猪苗代に宿泊。こちらは温泉施設ですが、そこまで温泉成分の強い水ではありません。口に含んで分かる人は分かるくらい。
泉質:単純温泉(弱アルカリ性低温泉)
硬度:不明。でも軟らかかった
ph:8.1
ここの温泉で髪を洗って・・・
トリートメントをぬりぬり。
生乾き程度に乾かしましょう。
そして一昼夜待ちます。おやすみなさい。
朝!磐梯山と朝霧の光景が美しい。
おはようございます、それではさっそく髪の毛の様子を見ていきましょう。
テンパの割に、アゴから下は比較的まとまっています。そして、髪の毛の手触りもなんだかするりとしていてイイ感じ。
前から見るとこんな感じ。
一発目なのでちょっとコメントしづらいんですが、猪苗代~裏磐梯の弱アルカリの軟らかい水ではこのような結果になりました。一言でいうと、多少のうねりはありつつも、まとまっています。悪くない。
■一気に西へ移動■
やってきました京都・・・ではなく、山口県は瑠璃光寺。
こちらは山口県山口市。市内には歌人・種田山頭火や詩人・中原中也の愛した湯田温泉があります。この日はここ、湯田温泉の梅乃屋に宿泊。
温泉の水質は、こちらの通り。
泉質:単純温泉(低張性アルカリ性高温泉)
硬度:不明。手触りは非常に軟らかく、軟水と推定
ph:9.4
美肌の湯としても名高いようで、ph値がかなり高く、ぬるりとするのがこの温泉の特徴。
同じ行程で髪を乾かして・・・
おやすみなさい。
独りなのに、16畳の部屋に通されて、寒いし寂しかったです。
しかしこの寂しさがよい。
電気を消して、1時間ほど月明かりだけで中原中也の詩を音読してましたが、もうたまらない気分でした。
AM6:30。早朝散歩に行った神社の境内から眺める朝焼けサイコー!!
おはようございます、さっそく結果を見ていきましょう。
ほい。
すみません、うっかり朝写真を撮らずに散歩に出てしまったので、撮影する頃には髪がうねってしまっていました。起き抜けはもっと真っ直ぐでした。
髪にツヤがあって、福島よりまとまっている感じ。いい気分♪
ところで髪にいいphって弱酸性ですよね。若干強めのアルカリ泉がツルツルで手触りがいいのはどういうことでしょうか。髪の毛が溶けてるというオチだったらちょっと恐ろしい。
(後で調べたところ、ph9.4は石鹸水の範囲でした。な~んだ。)
■少しだけ南下する■
雲仙普賢岳だっ!!
お次やってきましたのは長崎県。最近日本各地で火山活動が活発になってきているようで、ここに立っている時は突然の噴火の可能性が頭をよぎり、ちょっとドキドキしてしまいました。
今回は長崎市内のビジネスホテルに宿泊。温泉ではありません、当然、水道水です。
泉質:水道水
硬度:25mg/l
ph:7.7
非常に軟らかい中性の水質です。普段沖縄の硬い水道水を口にしているせいか、長崎市の水道水のノドの通りやすさに感激。思わずユニットバスの手洗い場からゴクゴク飲んでしまうほど。
結果いっちゃいましょう。
まずは横から!
そして前から!!
伝わりますか?
余計なうねりがほとんどなく、非常に真っ直ぐです。
私の憧れるストレートヘアは、長崎で手に入るということを知りました。あぁ、長崎の水が愛しいっ!!
PM8:30福岡空港。一日経っても変わらぬ真っ直ぐ加減に心躍り、思わず記念撮影。
■そして舞台は沖縄へ・・・■
先日行った宜野座村のガジュマル。
最後はマイホームこと、日本最南端そして島国である沖縄へ。
沖縄の水道水は南部では西系列と東系列に分かれるのですが、那覇は西系列の水。
この西系列の水は琉球石灰岩を通った後、比謝川、嘉手納井戸郡から取り水されるんですが、その硬度は日本屈指の300mg/lオーバー。
そのため、硬度低減化処理という手法を施されて各家庭に供給されているのですが・・・それでも硬いことに変わりなし。
どれほど硬いかというと、髪を洗うと何か硬いものが絡みついて、キシキシとした感触がするほどです。(敏感な人にはね!)
しかし、この西系列以外は30mg/lほどの軟水なので、水回りに石灰がたまることもないそうですよ。西系列の水よ・・・もっと頑張ってくれ!!!
泉質:水道水
硬度:100mg/l
ph:(計測なし。中性と推定)
それでは、沖縄に住んで9年目、見事に沖縄に馴染み、変質してしまった那覇市在住の私の髪の毛をご覧ください。
ドーーーーン!!!
前からだって!!!
大 爆 発 。
どうですか、これ。
頬から下のライン、特に傷みの激しいアゴ周辺以下はぐるぐるの大惨事。他県との違いは火を見る以上に明らかじゃないですか。。言葉でヘタに説明する以上に、画像をご覧いただくだけでもう十分かと思います。
沖縄にくる前は、高知、東京に住んでいたので、髪の毛は多少うねりのあるテンパだったんですが、沖縄に住み初めてすぐに、髪に違和感を覚えました。
そして気づけばうねうねヘアに。。
短いと手入れするのも大変なので、もう昔のように短い髪にはできません。なんだか自由度がなくなったなぁ・・・。
あまりに髪の毛が自由すぎるので、同じ毛質を持つ友達とメデューサズを結成しました。あと一人いればゴルゴン三姉妹に改名しようと思うので、「我こそはヘビ髪なり」という方はご連絡ください。
■結論:沖縄は他県とは比べ物にならないほど髪がうねる■
最後に、最も真っ直ぐだった長崎と、当然のようにうねる沖縄は那覇市での髪の毛を後ろから比較してみましょう。
長崎市。傷みが目立つけど、真っ直ぐで嬉しい。
那覇市。もう手もつけられんし言葉もない。
以上、4県を渡り歩いての人体実験でしたが、いかがでしたでしょうか?
今回は髪の毛で検証してみたのですが、ぎすっちさんの言うように肌への影響や、それ以外への影響もあるかもしれません。
他県と決定的に何が違うのか・・・今回は分かり切らなかったんですが、圧倒的に高い硬度や、美容師の知人曰く塩素が強いからでは、という意見も聞かれました。
ともあれ沖縄の新しい(?)側面を感じていただければ、これ幸いにございます。
※今回の実験結果は万人に通じるものではなく、あくまで私個人の髪質に依存するものが大きいので、参考程度にしてくださいね。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。
これまで水に関する話やつぶやきを色々とやってきましたが、やはり水に対する私の好奇心はついえることがありません。もうそろそろ別のネタに移ってもいいんじゃないかと思うんですが、研究者気質の探求心は、益々水への関心を強めるばかりです。
もし、読者のみなさんで沖縄の水に関して疑問に思っていること、検証してほしいネタその他ありましたら、ぜひコメントかメッセージで寄せてください。それが私の活力になります!!よろしくお願いします。
最後に。
近日中に、また水に関する小ネタが出てくる予定です。
「また水か」と思った方。すみません、脊髄反射的に水モノに反応する私を生暖かく見守ってくださいませ。
【サイト内の水に関する記事一覧】
・週中コラム ~それでも沖縄の水が日本一まずいと悟った日~
・古都に求める真夏の涼 ~那覇まちま~い 首里城下町物語 湧水を訪ねて その1~
・普段は隠れて見えない、ちょっとニオう穴を覗いてみよう
・【人体実験】沖縄の水で変化する髪の毛に驚きが隠せない
・沖縄に存在する『飲む岩石』
Posted by 牧 at 11:00│Comments(4)
│バカ・ジアザー
この記事へのコメント
こんばんは!
私もゴルゴン三姉妹に入会できるくらい(男ですが)の剛毛天パですが、短髪のせいか、沖縄の水のスゴさが感じられないんですよねぇ。
私の水ネタとしては、11月末に行った浦添の湯と、強酸性で有名な秋田県の玉川温泉。
浦添の湯は普通に気持ちいい温泉でしたが、玉川温泉は酸性の影響で肌の至るところにカサブタが出現してきました。
そんなお湯でも、髪の毛にはほとんど変わらなかったですね。
機会があれば、ぜひ人体実験してみてくださいな。(笑)
私もゴルゴン三姉妹に入会できるくらい(男ですが)の剛毛天パですが、短髪のせいか、沖縄の水のスゴさが感じられないんですよねぇ。
私の水ネタとしては、11月末に行った浦添の湯と、強酸性で有名な秋田県の玉川温泉。
浦添の湯は普通に気持ちいい温泉でしたが、玉川温泉は酸性の影響で肌の至るところにカサブタが出現してきました。
そんなお湯でも、髪の毛にはほとんど変わらなかったですね。
機会があれば、ぜひ人体実験してみてくださいな。(笑)
Posted by しもちゃん at 2014年12月23日 00:35
>しもちゃんさん
そうですね、男性の言う短髪ではあまり違いを感じないんでしょうね。編集会議での男性陣の反応からそれがよくわかりました。
髪の毛には弱酸性がいいらしいので、アルカリよりは強酸の方がよかったりして?でもカサブタまでいくのはちょっとどうなんでしょうか^^; 体組織が破壊される・・・!
そうですね、男性の言う短髪ではあまり違いを感じないんでしょうね。編集会議での男性陣の反応からそれがよくわかりました。
髪の毛には弱酸性がいいらしいので、アルカリよりは強酸の方がよかったりして?でもカサブタまでいくのはちょっとどうなんでしょうか^^; 体組織が破壊される・・・!
Posted by 牧 at 2014年12月23日 12:17
水ですかね、水。確かに洗髪後のギシギシ感は、実家亀有から沖縄に帰ってきた一瞬だけ感じていました。(すぐに忘れるけど)
水道水に思うこと。以前、快適生活購入の浄水器からの水を製氷機で凍らせた氷でオンザロックを飲み干し、氷が溶けたグラスの水に白い糸くずのような物が揺らめいてたことを思い出しました。アレも石灰由来の何かなのかなぁ?
水道水に思うこと。以前、快適生活購入の浄水器からの水を製氷機で凍らせた氷でオンザロックを飲み干し、氷が溶けたグラスの水に白い糸くずのような物が揺らめいてたことを思い出しました。アレも石灰由来の何かなのかなぁ?
Posted by 庚子(かのえね) at 2014年12月23日 21:31
>庚子(かのえね)さん
お返事が遅くなってすみません!
浄水器を通しても、何か残るってことなんでしょうか?我が家の浄水器は、使用後のカートリッジに石灰が大量についているため、そのまま飲むとこれが全部体内に残るのか!?なんて思ってしまいます。
でも糸くずって・・・それ多分、別の物質ですよ!
お返事が遅くなってすみません!
浄水器を通しても、何か残るってことなんでしょうか?我が家の浄水器は、使用後のカートリッジに石灰が大量についているため、そのまま飲むとこれが全部体内に残るのか!?なんて思ってしまいます。
でも糸くずって・・・それ多分、別の物質ですよ!
Posted by 牧 at 2014年12月30日 22:31
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