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2014年12月30日

沖縄に存在する『飲む岩石』

 少し寒さが落ち着いてきたなぁと思ったのもつかの間、年末年始はひどい寒波がやってきそうですね。
 前回の記事で「近日」と言いつつ、色々あって全く時間がありませんでしたすみません。

 まずは先日、『あなたはコスプレ・ランをしたことがありますか?』というアンケートに答えてくださった読者のみなさん、ありがとうございます!
 結果ですが・・・

①したことある。:6票
②これからしてみたい。:6票
③そんな恥ずかしいことはしない。:1票
④そもそも走っていない!:22票

 という内容でした。

 投票総数は35票=35人。
 ・・・つまりですよ。
 単純に考えて、①+②+③=13人、つまり約37%の方がランニングをしているという計算になります。
 多い!これは意外と多い人数!!
 おきなわバカ(仮)読者の方は、比較的スポーツマンが多いんですね。ラン好きな私としては、やはり嬉しいことです。

 せっかくなのでアンケのコメントに返信もしてみましょう。

那覇マラソンの前日、北谷でサンタランっていうのがあったらしい
→最近全国で流行ってますね~サンタラン。沖縄で12月初旬だとハズす(暑い)確率が高そうなので、一種賭けですね!

沿道の子供が喜ぶようなキャラをやってみたいてすね。
→絶対にアンパンマンやマブヤー、妖怪ウォッチでしょう!ただし、フルコスプレじゃないと反応が薄いので重装備覚悟ですよ?

コスプレイヤーのチヤホヤされっぷりにいつも嫉妬しています。

→思い立ったが吉日。嫉妬に悶えるほどのアナタには、女装をオススメします!


 先日、沖縄タイムス本社ビルで久米島の観光・物産と芸能フェアが開催されました。

沖縄に存在する『飲む岩石』
久米島のゆるキャラ、くーみんと記念撮影。2次元では間違いなくホタルなのに、3次元化されるとかなり人っぽくなる。

 よくタイムスビルでは離島ややんばるの物産フェアが開催されてますよね。必ず新しい発見があるので、つい、開催の度に足を運んでしまいます。
 1階は物産なのですが、ここは敢えて飛ばしましょう。

 2階には、美しき久米島紬が様々な形で展示販売されていますが、眼福の品がありましたのでご紹介をば。

沖縄に存在する『飲む岩石』
久米島紬のドレス!!

 何十万もする商品は基本的に目の毒ですが、こればかりは・・・。女性にはたまりません、タメ息が出るほど美しい!試しに着させて!!

 美しい美しいとは言っても、どうあがいても手に入らない。
 お気軽に手に入れられて、何かネタになるもの・・・それは、これだ!!


沖縄に存在する『飲む岩石』

 また水か。

 水が美味しいと言われる久米島からは、知る限り大地が育んだ2種類のミネラルウォーターが世に出ています。

沖縄に存在する『飲む岩石』
よく沖縄県内のスーパーで見る久米島の天然水2種。

 加えて久米島は海洋深層水がかなり有名。
 久米島は町も(主に)県も海洋深層水の研究をしており、日本一盛んな車海老養殖には海洋深層水が活用されているんですね。

 ちょうどフェアで久米島の海洋深層水が販売されていたので、買って飲み比べをしてみましょう。

沖縄に存在する『飲む岩石』
再度久米島海洋深層水開発(株)の2種類の海洋深層深層水、球美の水。

 沖縄の商品に琉球の『琉』の字に『美』をあてて『くみ』と読ませるあたり、近年流行のキラキラネームの流れにのっていらしゃいますね。
 左が硬度150のライト(80円)、右が1,000(100円)という硬度違い。これに250の3種類目があったんですが、数字的にあまりに中途半端だったので購入いたしませんでした。

 さっそく飲んでいきましょう。まずはライトから。

沖縄に存在する『飲む岩石』
いつもと違うシチュエーションでお送りします。

 うん。
 普段飲んでいる那覇の水くらいの飲みづらさがあるんですが、ほのかな味わいがあります。別に美味しくないとは言いません、まろやかフレーバーくらいの感覚。海洋深層水ってミネラルを豊富に含んでいるので、基本的にはどれも味ありますしね。まぁそんなもんでしょう。
 引き続き、1,000いきましょう。

沖縄に存在する『飲む岩石』
なんとなく、先が見える。

 ごくり、と。


沖縄に存在する『飲む岩石』
うおえぇ!

 正直に言いましょう、マズい。
 同じ『球美の水』という商品とは思えないほどの落差があります。
 何が違うって、

①喉を通らなくても分かるほどのカタさ
②鼻を抜ける妙なニオイ
③塩分をだいぶ抜いたヌルリとした味

 飲み込んだ瞬間、思いました。

 こりゃ、飲む岩石だな。

 硬度もそうだけど、それだけじゃない気がする。ラベルに記載されてある成分表示を見比べてみましょう。

沖縄に存在する『飲む岩石』

 全体的に、数字に10倍以上の差があります。硬度表示は7倍弱だけど、成分自体はそれだけの違いがあるんですね。
 注目すべきはナトリウムの値。これだけナトリウムが含まれてると、粘膜に感じる東シナ海の味(笑)も相当なもの。

沖縄に存在する『飲む岩石』
実際、傾けて戻るスピードが普通の水と比べてゆっくりで、視覚的に粘性を見て取れる。どんだけミネラル溶けてんだよ!

 これだけのミネラル含有量があれば、例えゲキマズだとしても『ミネラル豊富で体が喜ぶ!』なんてセールストークで、十分売り出しができるんでしょう。

 さらに、ここから実験を進化させて・・・


沖縄に存在する『飲む岩石』
泡盛『請福』を割って飲み比べだ!

 ここの水道水を加えた3種類で飲み比べ。
 泡盛30度:それぞれの水=1:3で割ったものを用意。
 タイミングよくこの場に居合わせた、言語学者Hダーに実験に参加してもらいます。

沖縄に存在する『飲む岩石』
念入りに、慎重に香りを比べるところが学者らしい。

 まずはこの地の水道水割りから。

Hダー「うん。泡盛得意じゃないけど普通の味」

 まずい、人選間違えたかも。
 気を取り直して、引き続き150いきましょう。

沖縄に存在する『飲む岩石』
Hダー「うん、差が分かんねぇ」

 ・・・聞けばHダーは博多生まれ博多育ちだそうで、どちらかというとバカ舌の部類のようです。
 そんな彼に、1,000いってもらいましょうか。

沖縄に存在する『飲む岩石』
ぐっ・・・!

Hダー「水の個性が強烈!30度の泡盛に水の重さと個性が加わって、めちゃくちゃ飲みづらい!」

 バカ舌でも十分に判別可能な味わいのようです。
 私も一口飲んでみたんですが、生涯味わったことのないほどマズイ水割りでした。何かに例えろと言われても不可能、ただひたすらにマズい。意識が飛ぶレベルで泥酔していないと自ら口にしたくない味わいです。


沖縄に存在する『飲む岩石』
別のコもあまりのマズさに顔をしかめる。


 そこでですよみなさん。
 『飲む岩石』と言えば・・・

沖縄に存在する『飲む岩石』

 そう、コントレックス。
 『やせる水』としても有名ですが、この水の硬度は驚異の約1,500。1本飲むと、おなかを雷が直撃したごとく大変なことになります。やせるって、そういう意味じゃないよねぇ・・・。
 なので、球美の水を2~3本飲み干すと、同じく電撃直撃の可能性大です。

 今どれだけ売れているか分からない球美の水(硬度1,000)ですが、諸々の事情を勘案して、私なりのキャッチコピーを考えてみました。


 碧く輝く久米島の海底深くから地表に現れた、飲む岩石・・・もとい、豊かなミネラルを含む海洋深層水、球美の水。
 ミネラル不足な現代人のお側に。大嫌いな上司に水割りを求められた時に。苦しい便秘、その時に。
 球美の水は、ピンチを迎えたあなたの味方です。



 当然至極適当です、すみません。


 さて。
 私は現在、水の実験を行った場所にいるのですが、それは一体どこでしょうか・・・?
 次回はその話をしていこうかと思います。



【サイト内の水に関する記事一覧】
・週中コラム ~それでも沖縄の水が日本一まずいと悟った日~
・古都に求める真夏の涼 ~那覇まちま~い 首里城下町物語 湧水を訪ねて その1~
・普段は隠れて見えない、ちょっとニオう穴を覗いてみよう
・【人体実験】沖縄の水で変化する髪の毛に驚きが隠せない
・沖縄に存在する『飲む岩石』



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この記事へのコメント
アンケコメントへの返答ありがとうございます。
来年のおきなわマラソンでは女装を検討します(笑
Posted by 嫉妬ランナー at 2014年12月31日 08:25
>嫉妬ランナーさん
初コメありがとうございます! おきなわマラソンはコスプレ撮影に行く予定ですので、ぜひ気張った女装を楽しみにしております^^
Posted by  牧 at 2015年01月01日 22:48
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