2017年06月28日
白と青と緑。美しの島、与論島 ~その2~
その1からの、続き。
本編に入る前に、考えてみれば他県なのにまるで沖縄の離島といわんばかりの話の進め方をしておりますが、個人的には沖縄の離島という認識で十分じゃないかとすら思っている与論島です。
ちぃ「牧さぁん、おいしいモノが食べたいですぅ。。」
ランチの時間もとっくに過ぎた頃、そんなちぃの要望に応え、私には珍しく観光協会の方に女子ウケしそうな店を尋ねてみました。
向かったのは「Cafe Coco」。名前からしていかにも「女子ウケ狙ってます!」って感じなのですが・・・

!!!!
牧「なんじゃこりゃー!?」
ちぃ「し・・・シーサーが・・・真っ青ですよぉ。。」

うっぎゃぁ。。
青い海と白砂のイメージが共通しているということで、与論島はギリシャのミコノス島と姉妹都市提携を結んでおり、島内にはミコノス島をイメージした演出をされている場所があります。通りの名称が「ミコノス通り」だったり、このように建物がミコノス調(?)だったり。
それにしてもこのブルーに塗られたシーサーは、あんまりじゃない?ミコノス島に報いるためにもここまで真っ青じゃないとダメなの?
ともあれ与論一発目の食事を求めて「Cafe Coco」のドアを開けてみますか。

!
またこれ・・・驚くことにお客さんを沢山迎えたいはずのカフェにはほとんどテーブルもイスもなく、やたら空気ばかり詰まった空間が広がっていました。
普段から需要がそれだけだということがよく分かる光景ですね。

女子向けだけあって量は少なめですが、味はいかにもカフェ的な感じでした
お腹も満たし、まずは軍資金の調達にと郵便局に向かったところ、

郵便局の入口に、何か古い南国の王国の紋章か何かのようなものが・・・。

顔が鳥、鳥のツバサをイメージしたヒレ、体から尾が魚というギリシャ神話に登場しそうな生物
かつて日本には、密かにプチ独立王国のブームが興ったことがあるようで、これは与論の独立王国、パナウル王国の紋章なんだそうです。
「パナウル」って、もう聞いただけでも沖縄の響きだなぁと思ったのですが、やはりパナ=花、ウル=美しい。ほら、やっぱ与論は沖縄ですよ。
なお、この独立王国ブームにのってパナウル王国は日本で2番目に独立を宣言したそうなんですが、

建国式典に自衛隊が演奏してるとか、ギャグか
それ以外の独立王国の名前が・・・

もう、死ぬほどダサかった。。
ルンルンは大阪、ニコニコは福島だそうです。
軍資金を手に入れたところで、まずは大きな荷物を置くために宿を目指したいのですが、ちぃは原付き、私は自転車。
私は観光協会の方から教えていただいた高低差回避ルート、ちぃは島最高峰周辺にある神社に立ち寄ることに。各々宿の位置を確認したら、しばし別行動!

梅雨が明けたばかりの沖縄近辺の離島は、やや不安な雲を残すものの目に映る全てのものが美しい。
梅雨明け直前駆け込むように毎日降り続けた雨にうんざりしていたことに加え、日々の労働から解き放たれたこの日に感謝しつつ、全身で夏の陽射しを浴び、風を切り、身も心も幸せ気分に満たされる、この瞬間。
うん、さすが沖縄本島から20kmほどしか離れていないだけあって、全ての景色はほぼ沖縄の離島となんら遜色ないね。
ビバ、沖縄ーーーー!!!
あっ!?

思わず自転車を止めてパシャリとしてしまったんですが、読者の皆さんなら何か分かりますよね。
墓が・・・墓が・・・
日本の墓だーーーー!!!!!
てっきり与論島は全てが沖縄文化と同質だと思っていたのですが、さっそく「いや、沖縄とは違うから。」という島の主張を目の当たりにすることに。
本島からこんなに近いのにも関わらず、墓は近年の沖縄らしい破風墓ではなく、卒塔婆でも立てていそうな日本の墓なのです。
この行く先々で墓をキョロキョロと見回してみたのですが、ごくたまに破風墓が見られるものの、それ以前の門中墓なんかは全く見ることができませんでした。当然、沖縄のように家の隣や裏が墓、なんて光景もナシ。
その破風墓も、家族で清明祭が開けるほどのスペースすらありません。見た目は沖縄だけど、その心は完全に日本に売り渡してしまっています。
ちょっと文化的な側面に注目して道々を眺めてみたところ、

家を守るシーサーは、そこそこ見かける。この写真はまた後ほど
墓の様式は捨ててもシーサーまでは捨てなかった様子。
魔除けのシーサーが残ってんなら、沖縄の魔除けの代名詞、石敢當はどうよ!?

T字路の突き当りなんだけども・・・
島滞在中に結構頑張って石敢當を探し回ってみたものの、なんと一度も石敢當にはたどり着けませんでした。
ちょうど上記の写真を撮っていた時、家主がもっそり出てきたので話しかけてみることに。
牧「すみません、この島には石敢當はありませんか?」
おじぃ「石敢當ねー。ほとんど見ないけど、そうね、あの辺りにあったなぁ・・・あんたに言っても分からんと思うけど」
牧「場所はいいんですが、ほとんどないってことですね。なんでですかね。」

おじぃ「あい、あんたはおかしなこと言うねぇ。ここは鹿児島なのにサーー。」
このおじぃ・・・ここは鹿児島だから石敢當がないって言い切りよった!!「鹿児島だから」って!!
後々分かることになるのですが、年配の沖縄県民とは違って与論島民の意識は人によってマチマチの様子。確かに現在の行政区は鹿児島かもしれないけど、文化交流的な面では明らかに沖縄なんですよ。恐らく、終戦後に沖縄より早く日本に復帰したことと、実際1609年の薩摩侵攻以後は薩摩藩に組み込まれていた事実も大きいのかもしれませんね。
まぁこの地に個人墓も石敢當もない最大の理由は、以前奄美大島の回で触れたように、復帰のタイミングで文化的に"遅れた"沖縄的なモノを排除したこと・・・なんでしょうけども。
そんなこんなしながら自転車で島の景色を堪能していると、前方に何やら不穏な気配。

・・・もしかしなくても・・・・
あの坂登らないといけないんじゃないですかーーー!?
完全にしてやられました。
観光協会の方、道を指差し指差し確認しながらルートを示し「アップダウンはない」と言い切ったにも関わらず、目の前には非情な現実。なお悪いことに、長雨の影響でしばらくロクに自転車に乗ることができなかったので、元来筋肉のない私の太もものチャリ筋はほぼ失われてしまっていたのです。
あぁぁ~~~~・・・これ久米島の悪夢再来じゃないのか、、、くっそぉ・・・・・・・ガックリ。。。
牧「はぁ、はぁ、ははぁ~~~~・・・・はふぅ。・・・はっ!」
無心で登る、登る、登る。

単純にこの高さが辛いんじゃない。海抜5mから一気にここ(70m?)まで登らないといけないのが辛いんだ。。
しかし高いのは本当にここだけ。
登りきりさえすればあとは一気に下りの勢いにまかせて、

本日のお宿、ビーチランドロッジに到着。
やっぱりこの宿の入口にもあの神話的な生物が鎮座してますよ。
荷物を置いたら、近隣を散策しに行きましょう。
その3に、続く。
お知らせ。
今週末、石川県金沢市で開催されるMRO旅フェスタにて、沖縄のブースで沖縄売ってます(笑)毎度ヤマネコでも被ろうと思っておりますので、週末お時間のある方はぜひ遊びに来てください。。
ついでに7月の前半にはMRO北陸放送で沖縄の特番があります。アナウンサーの方と一緒にお喋りしたりなんだりしてますので、放送地域にお住まいの方は見てみてくださいね~。
ちぃ「牧さぁん、おいしいモノが食べたいですぅ。。」
ランチの時間もとっくに過ぎた頃、そんなちぃの要望に応え、私には珍しく観光協会の方に女子ウケしそうな店を尋ねてみました。
向かったのは「Cafe Coco」。名前からしていかにも「女子ウケ狙ってます!」って感じなのですが・・・

!!!!
牧「なんじゃこりゃー!?」
ちぃ「し・・・シーサーが・・・真っ青ですよぉ。。」

うっぎゃぁ。。
青い海と白砂のイメージが共通しているということで、与論島はギリシャのミコノス島と姉妹都市提携を結んでおり、島内にはミコノス島をイメージした演出をされている場所があります。通りの名称が「ミコノス通り」だったり、このように建物がミコノス調(?)だったり。
それにしてもこのブルーに塗られたシーサーは、あんまりじゃない?ミコノス島に報いるためにもここまで真っ青じゃないとダメなの?
ともあれ与論一発目の食事を求めて「Cafe Coco」のドアを開けてみますか。

!
またこれ・・・驚くことにお客さんを沢山迎えたいはずのカフェにはほとんどテーブルもイスもなく、やたら空気ばかり詰まった空間が広がっていました。
普段から需要がそれだけだということがよく分かる光景ですね。

女子向けだけあって量は少なめですが、味はいかにもカフェ的な感じでした
お腹も満たし、まずは軍資金の調達にと郵便局に向かったところ、

郵便局の入口に、何か古い南国の王国の紋章か何かのようなものが・・・。

顔が鳥、鳥のツバサをイメージしたヒレ、体から尾が魚というギリシャ神話に登場しそうな生物
かつて日本には、密かにプチ独立王国のブームが興ったことがあるようで、これは与論の独立王国、パナウル王国の紋章なんだそうです。
「パナウル」って、もう聞いただけでも沖縄の響きだなぁと思ったのですが、やはりパナ=花、ウル=美しい。ほら、やっぱ与論は沖縄ですよ。
なお、この独立王国ブームにのってパナウル王国は日本で2番目に独立を宣言したそうなんですが、

建国式典に自衛隊が演奏してるとか、ギャグか
それ以外の独立王国の名前が・・・

もう、死ぬほどダサかった。。
ルンルンは大阪、ニコニコは福島だそうです。
軍資金を手に入れたところで、まずは大きな荷物を置くために宿を目指したいのですが、ちぃは原付き、私は自転車。
私は観光協会の方から教えていただいた高低差回避ルート、ちぃは島最高峰周辺にある神社に立ち寄ることに。各々宿の位置を確認したら、しばし別行動!

梅雨が明けたばかりの沖縄近辺の離島は、やや不安な雲を残すものの目に映る全てのものが美しい。
梅雨明け直前駆け込むように毎日降り続けた雨にうんざりしていたことに加え、日々の労働から解き放たれたこの日に感謝しつつ、全身で夏の陽射しを浴び、風を切り、身も心も幸せ気分に満たされる、この瞬間。
うん、さすが沖縄本島から20kmほどしか離れていないだけあって、全ての景色はほぼ沖縄の離島となんら遜色ないね。
ビバ、沖縄ーーーー!!!
あっ!?

思わず自転車を止めてパシャリとしてしまったんですが、読者の皆さんなら何か分かりますよね。
墓が・・・墓が・・・
日本の墓だーーーー!!!!!
てっきり与論島は全てが沖縄文化と同質だと思っていたのですが、さっそく「いや、沖縄とは違うから。」という島の主張を目の当たりにすることに。
本島からこんなに近いのにも関わらず、墓は近年の沖縄らしい破風墓ではなく、卒塔婆でも立てていそうな日本の墓なのです。
この行く先々で墓をキョロキョロと見回してみたのですが、ごくたまに破風墓が見られるものの、それ以前の門中墓なんかは全く見ることができませんでした。当然、沖縄のように家の隣や裏が墓、なんて光景もナシ。
その破風墓も、家族で清明祭が開けるほどのスペースすらありません。見た目は沖縄だけど、その心は完全に日本に売り渡してしまっています。
ちょっと文化的な側面に注目して道々を眺めてみたところ、

家を守るシーサーは、そこそこ見かける。この写真はまた後ほど
墓の様式は捨ててもシーサーまでは捨てなかった様子。
魔除けのシーサーが残ってんなら、沖縄の魔除けの代名詞、石敢當はどうよ!?

T字路の突き当りなんだけども・・・
島滞在中に結構頑張って石敢當を探し回ってみたものの、なんと一度も石敢當にはたどり着けませんでした。
ちょうど上記の写真を撮っていた時、家主がもっそり出てきたので話しかけてみることに。
牧「すみません、この島には石敢當はありませんか?」
おじぃ「石敢當ねー。ほとんど見ないけど、そうね、あの辺りにあったなぁ・・・あんたに言っても分からんと思うけど」
牧「場所はいいんですが、ほとんどないってことですね。なんでですかね。」

おじぃ「あい、あんたはおかしなこと言うねぇ。ここは鹿児島なのにサーー。」
このおじぃ・・・ここは鹿児島だから石敢當がないって言い切りよった!!「鹿児島だから」って!!
後々分かることになるのですが、年配の沖縄県民とは違って与論島民の意識は人によってマチマチの様子。確かに現在の行政区は鹿児島かもしれないけど、文化交流的な面では明らかに沖縄なんですよ。恐らく、終戦後に沖縄より早く日本に復帰したことと、実際1609年の薩摩侵攻以後は薩摩藩に組み込まれていた事実も大きいのかもしれませんね。
まぁこの地に個人墓も石敢當もない最大の理由は、以前奄美大島の回で触れたように、復帰のタイミングで文化的に"遅れた"沖縄的なモノを排除したこと・・・なんでしょうけども。
そんなこんなしながら自転車で島の景色を堪能していると、前方に何やら不穏な気配。

・・・もしかしなくても・・・・
あの坂登らないといけないんじゃないですかーーー!?
完全にしてやられました。
観光協会の方、道を指差し指差し確認しながらルートを示し「アップダウンはない」と言い切ったにも関わらず、目の前には非情な現実。なお悪いことに、長雨の影響でしばらくロクに自転車に乗ることができなかったので、元来筋肉のない私の太もものチャリ筋はほぼ失われてしまっていたのです。
あぁぁ~~~~・・・これ久米島の悪夢再来じゃないのか、、、くっそぉ・・・・・・・ガックリ。。。
牧「はぁ、はぁ、ははぁ~~~~・・・・はふぅ。・・・はっ!」
無心で登る、登る、登る。

単純にこの高さが辛いんじゃない。海抜5mから一気にここ(70m?)まで登らないといけないのが辛いんだ。。
しかし高いのは本当にここだけ。
登りきりさえすればあとは一気に下りの勢いにまかせて、

本日のお宿、ビーチランドロッジに到着。
やっぱりこの宿の入口にもあの神話的な生物が鎮座してますよ。
荷物を置いたら、近隣を散策しに行きましょう。
その3に、続く。
お知らせ。
今週末、石川県金沢市で開催されるMRO旅フェスタにて、沖縄のブースで沖縄売ってます(笑)毎度ヤマネコでも被ろうと思っておりますので、週末お時間のある方はぜひ遊びに来てください。。
ついでに7月の前半にはMRO北陸放送で沖縄の特番があります。アナウンサーの方と一緒にお喋りしたりなんだりしてますので、放送地域にお住まいの方は見てみてくださいね~。
Posted by 牧 at 10:10│Comments(3)
│バカルチャー
この記事へのコメント
いつも楽しく拝見しています。
旅行にあまり行かないですが、ブログ見て、あちこち行きたくなりました。
おじぃは、首里王府のノロ辞令書が与論で発見されていないので言い切ったんだと思います、違うか。
次回、伊計島特集とか、いかがでしょうか。
旅行にあまり行かないですが、ブログ見て、あちこち行きたくなりました。
おじぃは、首里王府のノロ辞令書が与論で発見されていないので言い切ったんだと思います、違うか。
次回、伊計島特集とか、いかがでしょうか。
Posted by とよたまゆこ at 2017年06月29日 13:12
こんにちは。
いつも楽しい記事を読ませてもらっています。与論島って沖縄本島からあまり離れていないんですね。
いつかは沖縄の離島、まぁ与論島は鹿児島ですが、すべて行ってみたいですね。
いつも楽しい記事を読ませてもらっています。与論島って沖縄本島からあまり離れていないんですね。
いつかは沖縄の離島、まぁ与論島は鹿児島ですが、すべて行ってみたいですね。
Posted by ほろほろ at 2017年06月29日 16:24
>とよたまゆこさん
こんにちは、いつもご覧いただきありがとうございます!
人は変わる生き物なので、私の記事を読んで「行ってみたい!」と思ったらそれが行き時なのかもしれませんよ?お住まいがどちらかは分かりませんが!
ノロの辞令書も、存在して16世紀から前・・・当時あったとしても残ってない可能性は大ですね。
実は先日宮城、平安座辺りにいってきましたが、書くのが難しかったのでお蔵入りになりました^^;また機械があるときですねー!
>ほろほろさん
こんにちは、いつもご覧いただきありがとうございます!
離島制覇は一生のうちでの目標ですね。沖縄だけなら叶えられそうなんですが、鹿児島はかなり難しそうですね!とはいっても全ては最初の一歩からですし、ぜひ踏み出してみてはいかがでしょうか?
こんにちは、いつもご覧いただきありがとうございます!
人は変わる生き物なので、私の記事を読んで「行ってみたい!」と思ったらそれが行き時なのかもしれませんよ?お住まいがどちらかは分かりませんが!
ノロの辞令書も、存在して16世紀から前・・・当時あったとしても残ってない可能性は大ですね。
実は先日宮城、平安座辺りにいってきましたが、書くのが難しかったのでお蔵入りになりました^^;また機械があるときですねー!
>ほろほろさん
こんにちは、いつもご覧いただきありがとうございます!
離島制覇は一生のうちでの目標ですね。沖縄だけなら叶えられそうなんですが、鹿児島はかなり難しそうですね!とはいっても全ては最初の一歩からですし、ぜひ踏み出してみてはいかがでしょうか?
Posted by 牧
at 2017年07月02日 19:19

※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。