2017年09月05日
久高島、その神の島で見たものは。~その2~
その1からの、続き。
久高島、まずは集落散歩からスタート
港から集落に向かう坂を登りきると、目の前に現れる謎の無人販売所
うちわを売ってるらしいが、ほぼ全てのうちわにこうして文字が書かれている。
そのうちわ、買われたら困るんじゃないですか?いや、売る気がない・・・とも言うかな。
700円くらいで売られていた島ぞうり。サイズも子どもから男性まで幅広くカバー!
牧「ここで買う人、いるんかね~」
レイラ「でもデザインは悪くないんじゃない?」
こりゃねーわw・・・なんてこの時はね、思っていたんですけどね・・・。
久高島の集落は沖縄の古い集落らしく石垣が多い。
その石垣も、写真のように相方積みよろしくピチっと美しく積まれたものや、よくある野面積みのようにその辺の石をさっと載せただけのものまで、種類も様々。
もちろんこの石垣だけでも十分に美しいのですが、
集落内の道がそれは美しく整備されている。
その整備のされ具合というのがまた素晴らしく、趣を微塵も感じないアスファルトではなく、石垣の街並みに違和感なく馴染む色合いのコンクリート。しかも、少しだけ昔っぽさを演出しており、まるで小さな城下町か何かかと思わせるような、歴史的街並みスキーにはたまらない造りになっているのです。
竹富町や渡名喜のサンゴでふかれた白い道もいいんですが、久高島のこの雰囲気も、また趣ぶかし。。
今のところ他所では見たことがないので、久高島独自の景観なのかもしれませんね。
調べてみると、南城市の景観まちづくり重点地区に選定されてました
集落内をキョロキョロと見回していると、ちょっと気になることが。
牧「なんかさ・・・家の前のシーサー、少なくないかい?」
というのもですね、
相方、どうした?
彼は男やもめらしい
最初からいたのかいなかったのか分からないけど、シーサーが鎮座しているであろう場所が寂しいことになっている家が結構な数あります。またいくつかの家は相方を失ったと思われる様子なのですが、再婚を許されていないようなのです。
レイラ「ここは神の島だし、直接アマミキヨに守られてるからあまり魔除けも重視されてないのかね~?」
なるほど、そんな推察もできるのかと思いましたが、実際どうなんでしょうか。
心なしか、石敢當も少ないように感じました
ちょうど訪れたのが26日だったので、夜はこの手作り感満載の夏祭りに繰り出すことに決定
畑にはブイで作ったなんじぃが
海で隔てられてはいてもここは南城市。他の場所でも同様のブイをいくつか見ることがあったので、なんじぃ久高島の民に愛されてるみたいです。
高齢者が多い久高島の一コマ。押し車でお散歩する3人のおばぁ。これも島の美しい景観の一つだと思う
内新商店。地元では「イッチャンヤー」というらしい
久高島には商店が二つある。
久高島の宿は基本的に素泊まりで、夜と朝の食事は自分たちで確保しなければならない。
夜やっている食事処はどうやら一箇所のみらしく選択肢はなし。朝は商店で何か調達しなければということで、とりあえず入ってみることに。
この陳列っぷりを見ても、「沖縄らしいなぁ」の一言で終わる。だって沖縄だもの
とは言いつつ、菓子パンならこちらで調達可能。ウルトラチョコメロンという家族用の巨大なパンを購入し、二人で分けることに決定。
せっかくなので、もう一つの内間商店(ナサーヤー)に足を運んでみることに。
内間商店で店番をしていたのは、90度の最敬礼を常に崩さないおばぁ。足腰もかなり弱ってる様子ですが、店は朝6時半から夜9時まで開けているとのこと。きっとおばぁにとっては生きがいなんでしょう。
あまりに暑いので、ここで氷タイムを設けることに。
小学生の時にデビューし、ドハマリしたアイスボックスを25年ぶりくらいにいただくか!
おばぁ「・・・いくらね?130円?」
牧「あ、えっと・・・120円でした!」
おばぁ「じゃあ120円ね。」
この店、自己申告制だーーーーー!!!!
少し涼をチャージしたところで、再度集落内を見て回りましょう。
何の印かと思えば裏が駐車場。文字でないところがミソか
集落の外れにある雰囲気たっぷりの何か。何かの拝所?
久高殿。久高島で一番最初に人が住んだところ・・・ということか
久高島はさすが神の島というだけあって、集落には至るところに拝所がある。特に集落の北の方にはアマミキヨ由来と思しき場所も多く、この久高殿の辺りはそれはもう、拝所だらけ。こんなに拝所が密集している場所、見たことないぞってレベル。
レイラはすたすたと殿に近づくが、今回「考えるな。感じるな。無視しろ。」をテーマに島に渡ってきた私は遠くからパチリと写真を撮ったら、周辺に見える木々のトンネルや家々の様子に目をやり、レイラが帰ってくるのを待つことに。
まるで打ち捨てられたようなイビ。意外とああいうのが位の高い御嶽だったりするから見た目で判断できないんだよな~
きりが悪いけど一旦こちらでその2は終了。今回は4までになりそうです。
その3へ、続く。
Posted by 牧 at 20:20│Comments(5)
│バカルチャー
この記事へのコメント
牧さんの観察眼、楽しみにしてます!
Posted by 南柏の名無し at 2017年09月05日 20:27
>南柏の名無しさん
ありがとうございます、ある意味次回から本番です(笑
ありがとうございます、ある意味次回から本番です(笑
Posted by 牧 at 2017年09月05日 21:33
あまりの久しぶりさに、涙で読めません。どうせ大したことは書かれていないと思うけど・・・・。
Posted by クワガタ at 2017年09月06日 20:00
牧さんこんにちは。
久しぶりの更新ですね。
久高島へ行かれたんですね。神の島と呼ばれていると記事にありましたが、選ばれた人のみが行くことのできる島と、以前に聞いたことがあります。
牧さんは選ばれた方ですね。また続きあるとのことで、楽しみにしております。
久しぶりの更新ですね。
久高島へ行かれたんですね。神の島と呼ばれていると記事にありましたが、選ばれた人のみが行くことのできる島と、以前に聞いたことがあります。
牧さんは選ばれた方ですね。また続きあるとのことで、楽しみにしております。
Posted by ほろほろ at 2017年09月07日 00:18
>クワガタさん
大変お待たせしました、本当に久しぶりですみません。。
いつものとおりたいしたことは書いておりませんので、普段通り読んでください(笑
>ほろほろさん
選ばれた人のみが行くことができる島・・・ですか。初めて聞きました。この旅で、私が果たして選ばれし者だったかどうか、ほろほろさんの目でぜひ判定をお願いしたいと思います(^^;)
大変お待たせしました、本当に久しぶりですみません。。
いつものとおりたいしたことは書いておりませんので、普段通り読んでください(笑
>ほろほろさん
選ばれた人のみが行くことができる島・・・ですか。初めて聞きました。この旅で、私が果たして選ばれし者だったかどうか、ほろほろさんの目でぜひ判定をお願いしたいと思います(^^;)
Posted by 牧 at 2017年09月07日 12:34
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